【CVE-2024-13450】Contact Form by Bit Form 2.17.4にSSRF脆弱性、管理者権限で任意のリクエストが可能に
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記事の要約
- Contact Form by Bit Formに深刻なSSRF脆弱性が発見
- 管理者権限で任意のリクエストが送信可能な状態
- バージョン2.17.4以前のすべてのバージョンが影響を受ける
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Contact Form by Bit Form 2.17.4以前のバージョンにSSRF脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインのContact Form by Bit Formにサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性を2025年1月25日に公開した。この脆弱性はWebhooks統合機能に存在し、管理者以上の権限を持つ認証済みの攻撃者が、Webアプリケーションから任意の場所へのWebリクエストを行うことが可能になっている。[1]
この脆弱性はマルチサイト環境でも悪用される可能性があり、内部サービスの情報の照会や改変に利用される危険性が指摘されている。脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で3.8(Low)と評価され、攻撃には高い特権レベルが必要とされるものの、攻撃の複雑さは低いとされている。
影響を受けるのはバージョン2.17.4以前のすべてのバージョンであり、Contact Form by Bit Formのマルチステップフォーム、計算フォーム、支払いフォーム、カスタムフォームビルダーの各機能が含まれている。この脆弱性はCVE-2024-13450として識別され、Francesco Carlucciによって発見された。
Contact Form by Bit Form 2.17.4の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-13450 |
影響を受けるバージョン | 2.17.4以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF) |
CVSS評価 | 3.8(Low) |
公開日 | 2025年1月25日 |
発見者 | Francesco Carlucci |
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サーバサイドリクエストフォージェリについて
サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)とは、攻撃者が脆弱性のあるWebアプリケーションを介して、内部ネットワークやローカルシステムに対して不正なリクエストを送信する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 内部ネットワークへの不正アクセスが可能
- ファイアウォールをバイパスして攻撃が可能
- 内部システムの情報収集や改ざんに悪用される
Contact Form by Bit Formの脆弱性では、Webhooks統合機能を悪用することでSSRF攻撃が可能となっている。管理者権限を持つ攻撃者は、Webアプリケーションから任意の場所へのWebリクエストを送信でき、内部サービスの情報を不正に取得したり改変したりする可能性があるため、早急な対策が必要とされている。
Contact Form by Bit Formの脆弱性に関する考察
Webhooks統合機能におけるSSRF脆弱性の発見は、プラグインのセキュリティ設計における重要な課題を浮き彫りにしている。管理者権限が必要とされるため直接的な影響は限定的であるものの、権限昇格攻撃と組み合わせることで深刻な被害につながる可能性が指摘されており、早急な対策が求められている。
今後はWebhooks機能の実装において、リクエスト先のホワイトリスト化やURLの厳密な検証など、より強固なセキュリティ対策の導入が必要となるだろう。特にマルチサイト環境での利用を考慮すると、サイト間での権限分離やアクセス制御の見直しも重要な課題となっている。
プラグイン開発者には、継続的なセキュリティレビューと脆弱性対策の実施が求められている。特にフォーム処理やデータ送信などの機能は、悪用されるリスクが高いため、セキュリティバイデザインの考え方に基づいた開発プロセスの確立が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13450, (参照 25-02-07).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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