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【CVE-2024-13234】Product Table by WBWにSQLインジェクションの脆弱性、未認証での攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインProduct Table by WBWにSQLインジェクションの脆弱性
  • バージョン2.1.2以前の全バージョンが影響を受ける
  • 未認証の攻撃者による機密情報の抽出が可能

Product Table by WBWのSQLインジェクション脆弱性

WordPressプラグインのProduct Table by WBWにSQLインジェクションの脆弱性が発見され、2025年1月23日に報告された。この脆弱性は「additionalCondition」パラメータに対する不十分なエスケープ処理とSQL文の不適切な準備に起因しており、未認証の攻撃者がデータベースから機密情報を抽出できる可能性がある。[1]

CVSSスコアは7.5(High)と評価され、攻撃の複雑さは低く特権も不要であることから、深刻な脆弱性として認識されている。この脆弱性はバージョン2.1.2以前の全バージョンに影響を及ぼすため、影響を受けるユーザーは早急なアップデートが推奨される。

脆弱性の発見者はTrương Hữu Phúc氏であり、WordFenceによってCVE-2024-13234として公開された。SSVCの評価によると、この脆弱性は自動化された攻撃が可能であり、技術的な影響は部分的であると評価されている。

Product Table by WBWの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13234
影響を受けるバージョン 2.1.2以前の全バージョン
CVSSスコア 7.5(High)
脆弱性の種類 SQLインジェクション(CWE-89)
発見者 Trương Hữu Phúc
公開日 2025年1月23日

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を悪用し、データベースに不正なSQL文を挿入・実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザー入力値の不適切な処理により発生
  • データベースの読み取りや改ざんが可能
  • 認証回避や権限昇格にも悪用される

WordPressプラグインのProduct Table by WBWで発見された脆弱性では、「additionalCondition」パラメータに対する不十分なエスケープ処理が原因となっている。SQLインジェクション攻撃は、データベースに格納された機密情報の漏洩やシステムの制御権限の奪取につながる可能性があるため、早急な対策が必要となる。

Product Table by WBWの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められる状況だ。特にProduct Table by WBWの場合、認証が不要な状態でSQLインジェクションが可能であることから、攻撃のハードルが低く被害が拡大する可能性が高いと考えられる。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発時におけるセキュリティレビューの強化が重要となるだろう。特にデータベースクエリの構築時には、プリペアドステートメントの使用やパラメータのエスケープ処理の徹底が不可欠となる。

また、WordPressコミュニティ全体としても、プラグインのセキュリティ品質向上のための取り組みが求められる。脆弱性スキャンツールの提供や、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備など、予防的なアプローチの強化が期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13234, (参照 25-02-07).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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