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公開：2025-02-07

キヤノンEOS・RFレンズがPRONEWS AWARD 2024で3冠達成、EOS C400が最高位の大賞を獲得

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• デジタルシネマカメラEOS C400がPRONEWS AWARD 2024大賞を受賞
• EOS R5 Mark IIとRF70-200mm F2.8 L IS USM Zがゴールド賞獲得
• キヤノンEOS・RFレンズが計3冠を達成

キヤノンのデジタルシネマカメラとレンズシリーズの受賞について

キヤノンは2024年にデジタルシネマカメラ「EOS C400」とミラーレスカメラ「EOS R5 Mark II」、交換レンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」を発売し、これらの製品がPRONEWS AWARD 2024において複数の賞を獲得した。PRONEWS AWARDは映像業界のプロフェッショナル向けデジタル映像制作専門メディアPRONEWSが主催する賞で、技術性や市場性、将来性の観点から厳正な審査が行われている。^[1]

デジタルシネマカメラ「EOS C400」は6Kフルサイズセンサーを搭載し、CFexpressメディアへの6K60Pの12bit RAW記録に対応した高性能な製品として評価を受け、最高位の大賞を獲得した。特筆すべき点として、最大16ストップのダイナミックレンジとトリプルネイティブISOを実現し、低照度環境での撮影性能が高く評価されている。

「EOS R5 Mark II」はカムコーダー/ミラーレスカメラ部門でゴールド賞を受賞し、動画と写真の両立を特徴とする製品として高い評価を得ている。「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」はレンズ部門でゴールド賞を獲得し、パーフォーカル設計や手ブレ補正機構を採用したハイブリッドレンズシステムとして注目を集めている。

PRONEWS AWARD 2024受賞製品の特徴まとめ

トリプルネイティブISOについて

トリプルネイティブISOとは、カメラセンサーが最適な感度を発揮できるISO感度値が3つ存在する技術のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• ISO800、3200、12800の3つの感度値で最適な撮影が可能
• 低照度環境での高画質撮影を実現
• Canon Log 2/Log 3、RAW撮影時に選択可能

EOS C400に搭載されたトリプルネイティブISOは、ISO800、3200、12800の3つの感度値で最適な撮影が可能となっている。特に低照度環境での撮影において、ノイズを抑えながら高画質な映像を記録することができ、ライブ撮影や緊急時の撮影など、様々な撮影シーンで柔軟な対応が可能となっている。

キヤノンのデジタルシネマカメラとレンズ開発に関する考察

キヤノンのデジタルシネマカメラとレンズ開発において、特筆すべき点は動画撮影と静止画撮影の両立を実現している点である。EOS R5 Mark IIやRF70-200mm F2.8 L IS USM Zは、プロフェッショナルな映像制作現場でも使用できる高い性能を持ちながら、一般的な写真撮影にも対応できる柔軟性を備えており、ユーザーの使用シーンを広げることに成功している。

今後の課題として、8K動画撮影時の発熱対策やバッテリー持続時間の改善が挙げられる。特にEOS R5 Mark IIでは8K60P RAW記録が可能になったものの、長時間撮影時の安定性や電力効率の面でさらなる改善の余地が残されており、これらの課題に対する技術革新が期待されている。

キヤノンのデジタルシネマカメラとレンズ開発は、プロフェッショナル向け映像機器市場において重要な位置を占めている。特にRFマウントシステムの拡充により、様々な撮影シーンに対応できる製品ラインナップを構築しており、今後は空冷ファンやアナモフィックモードなどの専門的な機能の更なる進化が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「キヤノンEOS・RFレンズが PRONEWS AWARD 2024 にて3冠を達成 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001234.000013943.html, (参照 25-02-07).

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