セキュアが顔認証とrPPGを活用した健康管理サービスを開発、従業員の安全管理とストレスチェックの効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社セキュアは従業員の健康管理とストレスチェックに活用できるサービスを2025年内にリリースする予定だ。顔認証とrPPG技術を組み合わせることで心拍数や呼吸数などのバイタルデータを非接触で取得することが可能となり、人命や健康に関わる業種での事故防止に貢献する。^[1]

従業員が50人以上の企業には2015年よりストレスチェックが義務化されており、50人未満の企業においても努力義務となっている。厚生労働省は2024年10月に発表した中間取りまとめで義務化拡大の方針を示しており、企業の健康管理ニーズの高まりを受けてサービスのリリースを決定した。

顔認証による本人特定と同時に非接触でバイタルデータを測定することで、心身の健康状態を効率的にチェックすることが可能となる。入退室・勤怠管理システムと連動させることで、従業員が健康チェックを行わないと次の扉へのアクセス権限を与えないような運用も可能となっている。

項目	詳細
計測項目	心拍数、呼吸数、酸素飽和度、血圧、疲労度、体温、ストレス
主な機能	顔認証による本人特定、非接触でのバイタル測定、入退室・勤怠管理との連携
想定活用シーン	食品工場、運送会社、鉄道会社、タクシー、バス、航空会社
期待される効果	事故防止、業務改善、健康管理意識の向上

rPPGとは「Remote Photoplethysmography」の略称で、血管内の血液の体積や酸素飽和度の変動による皮膚の反射光の変化を測定する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

従来のバイタルデータ測定では専用の測定機器を身体に装着する必要があったが、rPPG技術によって非接触での測定が可能となった。高解像度カメラを活用できることから容易に低コストで導入できる点が大きな利点となっており、様々な業種での活用が期待されている。

^ PR TIMES. 「顔認証とrPPGでバイタルデータを計測し、健康管理とストレスチェックができるサービスをリリース予定 | 株式会社セキュアのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000052942.html, (参照 25-02-08).
厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/index.html

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