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古野電気が定置網モニタリングシステム「漁視ネット」を発表、AIによる魚種判別で収益向上を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

古野電気が定置網モニタリングシステム「漁視ネット」を発表、AIによる魚種判別で収益向上を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • 古野電気が定置網モニタリングシステム「漁視ネット」を発表
  • クラウドで遠隔から定置網内の魚の状況をリアルタイム確認可能
  • AIによる魚種判別機能でより効率的な漁業を実現

古野電気の定置網モニタリングシステム「漁視ネット」がDX化を促進

古野電気株式会社は漁業のデジタル化を推進するため、定置網モニタリングシステム「漁視ネット」を2025年2月より国内で販売開始することを発表した。定置網内に設置した計測ブイを通じてクラウドインフラ経由で魚の有無や量、海水温の変化などをリアルタイムで確認できるシステムとなっている。[1]

計測ブイは小型と大型の2種類が用意され、小型は7日間、大型は14日間の連続稼働が可能となっている。リモートによる電源のON/OFF制御機能も搭載しており、稼働時間を延長することで運用の柔軟性を高めることができるだろう。

さらに独自のAI技術を活用した魚種判別機能「AI計測」をオプションとして提供しており、サバやブリ、イワシなどの魚種を自動で判別することが可能だ。判別結果はLINEでの通知にも対応しており、価値の高い魚の効率的な漁獲による収益向上が期待できる。

漁視ネットの機能まとめ

項目 詳細
計測ブイ種類 小型(FMS-100-S)、大型(FMS-100-L)
連続稼働時間 小型:7日間、大型:14日間
主な機能 魚の有無・量確認、海水温測定、潮流推測
オプション機能 AI計測による魚種判別(LINE通知対応)
対応魚種 サバ、ブリ、イワシ、サワラ、イカ、マグロ、アジなど
漁視ネットの詳細はこちら

クラウドインフラを活用したモニタリングについて

クラウドインフラを活用したモニタリングとは、センサーなどで収集したデータをインターネット経由でクラウドサーバーに送信し、リアルタイムで状況を把握・分析するシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 場所を問わずリアルタイムでデータの確認が可能
  • 収集したデータを一元管理し長期的な分析が可能
  • AIなどの高度な分析技術との連携が容易

漁業分野においてクラウドインフラを活用したモニタリングは、従来の経験や勘に頼る操業からデータに基づいた科学的な操業への転換を可能にする。定置網内の状況をリアルタイムで把握することで、効率的な水揚げのタイミング判断や選択的な漁獲による資源管理の実現につながるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「定置網モニタリングシステム「漁視™ネット」を販売開始 -操業データを可視化し効率化をサポートする“漁視™ナビ”を拡充 - | 古野電気株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000089783.html, (参照 25-02-11).

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