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公開：2025-02-27

SalesforceとGoogleが戦略的パートナーシップを拡大、企業向けAIエージェント構築基盤の強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SalesforceとGoogleが戦略的パートナーシップを拡大
• 企業向けAI搭載エージェントの構築・展開機能を提供
• 柔軟なAIソリューション開発が可能に

SalesforceとGoogleが企業向けAIパートナーシップを強化

米SalesforceとGoogleは2024年2月24日、企業向けAI機能の強化を目的とした戦略的パートナーシップの拡大を発表した。両社の提携により、企業はAI搭載エージェントを構築・展開するためのモデルと機能の選択肢を手に入れることが可能になる。^[1]

SalesforceのAgentforceプラットフォームにGoogleのGeminiが統合されることで、企業は画像、音声、動画を扱える高度なマルチモーダル機能と200万トークンのコンテキストウィンドウを活用できるようになった。さらにVertex AIによるGoogle検索に基づいたリアルタイムの洞察と回答機能も利用可能になるだろう。

Salesforce Service CloudとGoogle Customer Engagement Suiteの統合が強化され、リアルタイムの音声翻訳やインテリジェントなエージェント間の引き継ぎ機能が実現する。また、SlackとGoogle Workspace間の連携も深まり、Googleドライブ内のファイルへのアクセスやGmailとの情報共有が容易になるのだ。

SalesforceとGoogleの提携内容まとめ

マルチモーダルAIについて

マルチモーダルAIとは、テキストだけでなく画像、音声、動画など複数の形式のデータを同時に処理できる人工知能技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数の入力形式を統合的に解析・理解
• より自然な人間とAIのインタラクションを実現
• ビジネスにおける幅広い応用可能性

SalesforceとGoogleの提携により、企業はGeminiのマルチモーダルAI機能を活用して、より高度なカスタマーサービスや業務効率化を実現できる。この技術革新により、企業は顧客とのコミュニケーションや内部プロセスを大幅に改善することが可能になるだろう。

SalesforceとGoogleの戦略的パートナーシップに関する考察

今回の提携拡大は、企業のAIソリューション導入における選択肢を広げる重要な一歩となった。特にマルチモーダルAI機能の統合により、企業は顧客対応の品質向上や業務効率化を実現できる可能性が高まっている。

一方で、異なるプラットフォーム間のデータ連携やセキュリティ確保が課題となる可能性がある。この課題に対しては、両社による継続的な技術サポートと標準化されたセキュリティプロトコルの確立が求められるだろう。

企業がAIを活用したビジネス変革を進める中で、今後はより多様なユースケースに対応できるAI機能の拡充が期待される。特に、業界特化型のAIモデルや、より高度な自動化機能の開発が重要になってくるはずだ。

参考サイト

1. ^ The Keyword Google. 「Google Cloud and Salesforce partnership details」. https://blog.google/feed/google-cloud-salesforce/, (参照 25-02-27).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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