パラシュート社が無線綴じ製本用PO1.5-A糊の販売を開始、製本品質と作業環境の改善を実現

PR TIMES より
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記事の要約
- パラシュート社がPO1.5-A糊の販売を開始
- EVA糊より高強度で製本の開きやすさを実現
- 機械の稼働率向上と作業環境の改善に貢献
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パラシュート社のPO糊販売開始で製本品質が向上
パラシュート株式会社は2025年3月1日から、積水フーラー株式会社製の無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊PO1.5-Aの販売を開始した。北米でスタンダードとなっているフーラー社のPO糊は既存のEVA糊設備で使用可能であり、製本強度が大幅に向上することで本の開きやすさが実現されている。[1]
従来の製本業界ではEVA糊が標準的であったが、品質向上にはPUR糊の導入が必要であり、高額な設備投資や長時間の乾燥時間が課題となっていた。PO糊の採用により、既存設備での品質向上が可能となり、糸引きの軽減による機械内部の汚れ低減で清掃作業も削減されることから、製本機の稼働率向上にも寄与する。
さらにPO糊はEVA糊と比較して臭気が抑えられており、作業環境の改善にも貢献する特徴を持つ。これにより従業員の健康面への配慮が可能となり、企業のブランド価値向上にもつながることが期待される。
PO糊の特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
商品名 | PO1.5-A |
主な特徴 | 高接着強度、本の開きやすさ向上 |
作業性 | 糸引き軽減、機械内部の汚れ低減 |
環境面 | 臭気抑制、作業環境改善 |
価格 | オープン価格 |
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ポリオレフィン糊について
ポリオレフィン糊とは、ポリオレフィン系樹脂を主原料とした接着剤のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 高い接着強度と柔軟性を持ち、製本物の開きやすさを実現
- 既存のEVA糊設備での使用が可能で設備投資が不要
- 糸引きが少なく作業効率が高い特性を持つ
製本業界では従来EVA糊が主流であったが、品質向上のためにはPUR糊への移行が必要とされてきた。ポリオレフィン糊はその両者の利点を組み合わせ、高品質な製本を実現しながら作業効率も向上させる特徴を持つことから、製本業界における新たな選択肢として注目を集めている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊の販売 オフセット印刷からデジタル印刷まで幅広く対応 | パラシュート株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000147513.html, (参照 25-03-03).
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