富士通小山工場がJAC監査で最高評価を獲得、光伝送装置の環境性能と安全管理体制が高く評価される

PR TIMES より
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記事の要約
- 富士通小山工場がJACのCSR監査で最高評価を獲得
- 労働、安全衛生、環境など全項目でグローバル基準を順守
- 世界最高クラスの光伝送装置で環境負荷を大幅削減
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富士通小山工場のJAC監査で最高評価を獲得
富士通株式会社は2025年2月28日、小山工場のフォトニクス製品の製造部門および管理部門がJAC(Joint Alliance for CSR)の監査において最高得点の100点を獲得したと発表した。全ての監査項目においてグローバルなCSR基準を高水準で順守していることが認められ、この評価は2023年の実績では全体の18%しか達成できていない極めて優れた成果となっている。[1]
小山工場の安全衛生における取り組みは特筆すべき成果を上げており、フォトニクス製品の製造部門では2018年から2025年1月20日までの約1,076万時間にわたる無災害記録を更新し続けている。各部門間での災害発生状況の情報連携や従業員教育を定期的に実施することで、安全な製造環境の維持に成功している。
環境面では「小山市ゼロカーボン・ネイチャーポジティブ推進プラットフォーム」への参画を通じて、地域と連携した脱炭素化を推進している。製造している「1FINITY Ultra Optical System」は世界最高クラスの毎秒1.2テラビットの大容量長距離伝送を実現し、世界初となる水冷方式の採用によってCO2排出量を従来製品比60%削減することに成功した。
富士通小山工場の評価項目まとめ
評価分野 | 達成内容 |
---|---|
CSR監査スコア | 100点(Class A-Excellent) |
無災害記録 | 約1,076万時間(2018年~2025年1月) |
環境性能 | CO2排出量60%削減(従来比) |
通信性能 | 毎秒1.2テラビット伝送 |
監査実施者 | NTT(KDDI、ソフトバンク陪席) |
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JACについて
JACとは「Joint Alliance for CSR」の略称で、グローバルにICTサプライヤーへのCSR監査を実施する電気通信事業者の協同監査協会のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 29社のグローバル電気通信事業者で構成される監査組織
- 2010年の設立以来41カ国で724件以上のCSR監査を実施
- サプライチェーン全体のCSR基準向上に貢献する実績を保持
JACは労働、安全衛生、環境、企業倫理、マネジメントシステムなど多岐にわたる項目を厳格に評価している。最高評価となるClass A-Excellentの獲得は極めて困難で、2023年の実績では全体の18%にとどまっており、グローバル水準での高い企業価値を示す重要な指標となっている。
富士通小山工場のCSR監査に関する考察
富士通小山工場が獲得した最高評価は、製造業における持続可能性と革新性の両立を示す重要な成果となっている。特に約1,076万時間という長期にわたる無災害記録の達成は、安全管理体制の確立と従業員の意識向上が相まった結果であり、他の製造業にとっても参考となる取り組みといえるだろう。
環境面における成果も注目に値し、世界初の水冷方式採用による大幅なCO2排出削減は、製造業のグリーン化における革新的なアプローチを示している。今後は、この技術をさらに発展させることで、より広範な製品への応用や、さらなる環境負荷低減が期待されるところだ。
グローバルなCSR基準への適合は、今後の国際展開における重要な足がかりとなるはずだ。特に電気通信分野における高い評価は、デジタル社会のインフラ整備を担う企業としての信頼性を高め、新たなビジネス機会の創出にもつながるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「グローバルな電気通信事業者団体によるCSR監査において、富士通の光伝送装置を製造する小山工場が最高評価を獲得 | 富士通株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000380.000093942.html, (参照 25-03-03).
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