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公開：2025-03-03

日立がデータセンター事業を日立システムズに統合、生成AI需要拡大に向け体制強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日立がデータセンター事業体制の強化を発表
• データセンター事業統括本部を新設し戦略機能を強化
• データセンターサービス事業を日立システムズに統合

日立がデータセンター事業の体制強化とサービス統合を推進

株式会社日立製作所は2025年2月28日、生成AI普及による急拡大するデータセンター需要に対応するため、データセンター事業体制の強化策を発表した。デジタルシステム＆サービスセクターにデータセンター事業統括本部を新設し、日立グループ横断の事業戦略策定とグローバル協創パートナーとの連携強化を進めることで事業拡大を目指すことになった。^[1]

日立製作所は実行機能の強化として、これまで日立、日立システムズ、日立インフォメーションエンジニアリングの3社で展開してきたデータセンターサービス事業を2025年4月1日付で日立システムズに統合する。セキュアで高信頼なIT運用で1,200社以上の実績を持つ日立システムズに1,500名のプロフェッショナルなデータセンター関連エンジニアを結集することで、より効率的な事業運営が可能になるだろう。

データセンターの電力消費量は2022年の460テラWhから2026年には1000テラWhへと拡大する見込みとなっている。日立グループは環境負荷低減を実現するグリーンエネルギー活用に根差したデータセンター事業を推進し、2027年度までに全てのデータセンターでCO2排出量を実質100％削減するカーボンニュートラル達成を目標としている。

データセンター事業統合の概要

グリーンデータセンターについて

グリーンデータセンターとは、環境負荷を最小限に抑えながら高効率な運用を実現するデータセンターのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 再生可能エネルギーの積極的活用による環境負荷低減
• 高効率な冷却システムによる省エネルギー運用
• 最新の環境技術の導入によるCO2排出量削減

日立グループは再生可能エネルギーの発電から送電・蓄電の技術やエネルギーマネジメント、冷却装置などのファシリティ、ITインフラなど多様なソリューションを組み合わせることでグリーンデータセンターの実現を目指している。このアプローチにより環境負荷を低減しながら高効率なデータセンター運用が可能となる。

参考サイト

1. ^ 株式会社日立システムズ. 「DX加速による事業成長に向けた、生成AI活用ニーズに対応するデータセンター事業の強化について：ニュースリリース：2025年：株式会社日立システムズ」. https://www.hitachi-systems.com/news/2025/20250228.html, (参照 25-03-03).

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