セキュリティ

SECURITY

公開：2025-03-11

マクニカがシスコとDistributor契約を締結、Splunk製品の提供継続とAI・セキュリティ分野での展開を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• マクニカがシスコとDistributor契約を締結
• Splunk製品の提供継続が可能に
• セキュリティ・データ・AI分野でソリューション提供

マクニカとシスコのDistributor契約締結

株式会社マクニカは2025年3月7日、シスコシステムズ合同会社と国内のDistributor契約を締結したことを発表した。マクニカは2009年よりSplunkの一次代理店として顧客のセキュリティ運用を支援してきており、今回の契約締結によって培ってきた知見を活かしながら継続的なサービス提供が可能となった。^[1]

シスコは近年、根幹となるネットワーク基盤に加えてセキュリティおよびAIビジネスに注力しており、2024年にはセキュリティと統合ログ管理ソリューションを提供するSplunkを買収してセキュリティ・データのラインナップを強化している。今回の契約により、マクニカはシスコの幅広い製品ポートフォリオを提供できるようになった。

マクニカはマクニカセキュリティ研究センターが持つ脅威分析やセキュリティトレンドの知見を活かし、独自のソリューションを多数提供してきた実績がある。Splunkソリューションとシスコ製品を組み合わせることで、シスコ製品のログをSplunk上で確認できるようにするなど、さらなる独自アプリや運用サービスの開発も進めていく方針だ。

契約締結による主な変更点まとめ

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Distributor契約について

Distributor契約とは、製品やサービスの販売権を保有する企業から、特定の地域や市場での販売権を付与される契約形態のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 製品の販売権獲得と在庫管理の責任
• 技術サポートやマーケティング活動の実施権限
• 顧客への直接的なサービス提供が可能

マクニカはこのDistributor契約によって、シスコ製品の販売とサポートに関する正式な権限を得ることになった。これにより、既存のSplunk製品の知見と組み合わせた独自のソリューション開発や、より包括的な顧客サポートの提供が可能となっている。

シスコとマクニカの契約締結に関する考察

マクニカが持つSplunkに関する豊富な知見とシスコの製品ラインナップの組み合わせは、サイバーセキュリティ市場において大きな強みとなる可能性が高い。特に統合ログ管理とセキュリティ対策の連携は、増加するサイバー攻撃に対する効果的な防御手段として注目を集めるだろう。

今後の課題として、急速に進化するAI技術への対応と、それに伴うセキュリティリスクの変化への対処が挙げられる。両社の技術力を活かした新しいソリューションの開発が、これらの課題解決の鍵となるはずだ。

新しいサービスや機能の開発においては、既存のSplunkユーザーの移行をスムーズに進めることが重要となる。シスコとマクニカの緊密な連携により、顧客のニーズに合わせた柔軟なソリューション提供が期待できる。

参考サイト

1. ^ マクニカ. 「マクニカ、シスコシステムズとDistributor契約を締結 - セキュリティ事業 - マクニカ」. https://www.macnica.co.jp/public-relations/news/2025/147093/, (参照 25-03-11).

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