パナソニックISがNew Relicを導入、マルチクラウド環境での顧客体験可視化を実現
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記事の要約
- パナソニックISがNew Relicを導入し顧客体験を可視化
- マルチクラウド環境での包括的な監視を実現
- ビジネスダッシュボードで部門間の情報共有を効率化
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パナソニックISがNew Relicを採用しB2Cサイトの監視を強化
パナソニック インフォメーションシステムズは、パナソニックグループのB2Cサイトにオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を2025年3月11日に導入した。この導入により、数百万人の会員が利用する商品サイト、ECサイト、会員サイトなど、複数のクラウドサービスが連携する環境での包括的な監視が可能になっている。[1]
New Relicの採用では、ユーザー数とデータ量に基づくシンプルなライセンス体系と監視システムの上限がない点が高く評価された。また日本法人による日本語での技術サポートが受けられることも、導入の決め手となっている。
パナソニックISは、外形監視から利用を開始し、現在では顧客体験のプロセス全体でオブザーバビリティを活用している。ログイン機能、商品情報システムとの連携、決済処理など、顧客体験に関わる要素をダッシュボードで可視化し、不具合を検知するアラートシステムを構築した。
New Relicの導入効果まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
主な導入目的 | B2Cサイトのユーザー体験の可視化と監視 |
対象システム | 商品サイト、ECサイト、会員サイト、バックエンドシステム |
監視対象 | ログイン機能、商品情報連携、決済処理など |
評価ポイント | シンプルなライセンス体系、監視上限なし、日本語サポート |
今後の展開 | New Relic APMの活用拡大、予防的な不具合対応 |
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オブザーバビリティについて
オブザーバビリティとは、システムの内部状態を外部から観測可能にする特性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- システムの健全性をリアルタイムで可視化
- 複数のシステムやサービスの連携状態を監視
- 問題の早期発見と迅速な対応を実現
マルチクラウド環境では、複数のサービスやシステムが連携して動作するため、従来の監視手法では把握が困難な問題が発生する可能性がある。オブザーバビリティプラットフォームを活用することで、システム全体の状態を俯瞰的に把握し、顧客体験に影響を与える問題を早期に特定することが可能になる。
New Relicの導入に関する考察
パナソニックISによるNew Relicの導入は、マルチクラウド環境における顧客体験の向上という観点で重要な意義を持っている。複数のクラウドサービスやバックエンドシステムが連携する現代のシステム構成において、統合的な監視基盤の確立は不可欠であり、New Relicの導入はこの課題に対する有効な解決策となるだろう。
今後の課題として、システムの複雑化に伴う監視項目の増加や、それに対応するための運用体制の整備が挙げられる。ビジネスダッシュボードの活用を通じた部門間連携の強化や、予防的な障害対応の実現に向けた取り組みが、さらなるサービス品質の向上につながっていくはずだ。
New RelicのAPM活用を進めることで、問題の事前検知や予防的な対応が可能になると期待される。システムの安定性向上とユーザー体験の最適化を両立させながら、パナソニックグループ全体のDX推進にも貢献できる監視基盤として、今後の展開が注目される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「パナソニック インフォメーションシステムズ、数百万の会員が利用するパナソニックグループのB2Cサイトに、オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を採用 | New Relic株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000109343.html, (参照 25-03-11).
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