【CVE-2025-1509】Show Me The Cookiesプラグインに認証不要の任意コード実行の脆弱性、全バージョンが影響を受ける状態に
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記事の要約
- Show Me The Cookies WordPress用プラグインに脆弱性が発見
- 任意のショートコード実行が可能な深刻な問題
- バージョン1.0以前の全バージョンが影響を受ける
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Show Me The Cookiesの脆弱性に対する警告
WordPressプラグイン「Show Me The Cookies」において、認証されていないユーザーによる任意のショートコード実行が可能な脆弱性が発見され、2025年2月22日に公開された。この脆弱性は適切な値の検証を行わずにdo_shortcodeを実行することに起因しており、CVSSスコアは7.3と高い深刻度を示している。[1]
Wordfenceのセキュリティチームによって報告されたこの脆弱性は、バージョン1.0以前の全てのバージョンに影響を与えることが判明している。認証を必要としない攻撃者が任意のショートコードを実行できる状態であり、システムのセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性が指摘されている。
この脆弱性は【CVE-2025-1509】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはコード・インジェクション(CWE-94)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルも不要とされている。
Show Me The Cookiesの脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1509 |
影響を受けるバージョン | 1.0以前の全バージョン |
CVSSスコア | 7.3(HIGH) |
脆弱性の種類 | CWE-94(コード・インジェクション) |
発見者 | Krzysztof Zając |
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ショートコード実行について
ショートコード実行とは、WordPressにおいて特定の機能やコンテンツを簡単に埋め込むことができる機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 短いコードで複雑な機能を実装可能
- プラグインやテーマで独自のショートコードを定義可能
- 動的なコンテンツの表示に活用される
Show Me The Cookiesプラグインの脆弱性では、このショートコード実行機能が適切な検証なしに実行される状態となっている。認証されていないユーザーによって悪用された場合、不正なコードが実行される可能性があり、Webサイトのセキュリティが脅かされる深刻な状況となっている。
Show Me The Cookiesの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題となり得る。特に認証を必要としない攻撃が可能な場合、攻撃者による不正アクセスのリスクが著しく高まるため、プラグインの開発者は入力値の検証やユーザー認証の実装を徹底する必要があるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発時のセキュリティレビューの強化が求められる。特にショートコードの実行やユーザー入力の処理については、より厳密な検証プロセスを設けることで、セキュリティ品質の向上につながるはずだ。
WordPressエコシステムの健全性を維持するためには、セキュリティ研究者とプラグイン開発者のさらなる協力が不可欠となる。脆弱性の早期発見と迅速な対応によって、ユーザーの安全を確保し続けることが望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1509, (参照 25-03-14).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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