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STマイクロエレクトロニクスが次世代ワイヤレスSoC「STM32WBA6」を発表、高機能と省電力を両立したスマートIoTデバイス向け製品に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

STマイクロエレクトロニクスが次世代ワイヤレスSoC「STM32WBA6」を発表、高機能と省電力を両立したスマートIoTデバイス向け製品に

PR TIMES より


記事の要約

  • STマイクロが高性能ワイヤレスSoC「STM32WBA6」を発表
  • Bluetooth、Zigbeeなど複数プロトコルの同時通信に対応
  • セキュリティ機能を強化し欧州規制への準拠を実現

STマイクロエレクトロニクスが次世代ワイヤレスSoCを発表

STマイクロエレクトロニクスは2025年3月11日、電力効率に優れた近距離無線向けSTM32ワイヤレスSoCの次世代製品「STM32WBA6」シリーズを発表した。ヘルスケア用ウェアラブルモニタや電子ロック、リモート気象センサなどのスマートコネクテッド機器に最適な製品として、高い電力効率を維持しながら追加のメモリとデジタルシステムインタフェースを搭載している。[1]

STM32WBA6には暗号化アクセラレータやTrustZoneによるアイソレーション、乱数発生器などのセキュリティアセットが組み込まれており、欧州無線機器指令および欧州サイバーレジリエンス法への準拠を実現している。ワイヤレスサブシステムは2.4GHz帯域で動作するBluetoothやZigbee、Thread、Matterなどのプロトコルに対応し、複数プロトコルの同時通信が可能だ。

STM32WBA6は最大2MBのFlashメモリと512KBのRAMを内蔵し、従来のSTM32WBA5シリーズと比べて最大2倍のメモリ容量を実現している。また、USB High Speedに加え、複数のデジタルインタフェース(SPIポート×3、I2Cポート×4、USART×3、LPUART×1)を提供し、高度なアプリケーションの開発を強力にサポートしている。

STM32WBA6の主な仕様まとめ

項目 詳細
メモリ容量 Flash最大2MB、RAM最大512KB
対応プロトコル Bluetooth、Zigbee、Thread、Matter
セキュリティ機能 暗号化アクセラレータ、TrustZone、乱数発生器
デジタルインタフェース USB High Speed、SPI×3、I2C×4、USART×3、LPUART×1
通信性能 感度-100dBm、2.4GHz帯域
価格 1万個購入時約2.50ドル

TrustZoneについて

TrustZoneとは、プロセッサやシステム全体にわたるセキュリティ機能を提供するハードウェアベースのセキュリティ技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ハードウェアレベルでセキュアな実行環境を分離
  • 機密データの保護と安全な処理を実現
  • セキュアブートやデジタル著作権管理に活用可能

STM32WBA6シリーズではTrustZoneを活用することで、アプリケーションやデータを保護し、高度なセキュリティ要件に対応している。欧州無線機器指令および欧州サイバーレジリエンス法への準拠を実現するため、暗号化アクセラレータや乱数発生器と組み合わせて、包括的なセキュリティソリューションを提供している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「STマイクロエレクトロニクス、優れた機能と性能に電力効率を兼ね備えた高集積ワイヤレスSoC「STM32WBA6」シリーズを発表 | STマイクロエレクトロニクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001441.000001337.html, (参照 25-03-14).

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