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公開：2025-03-14

MCデジタル・リアルティら4社がデータセンター内でGPU計算力提供サービスを開始、AIプロダクト開発の効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 4社がGPU計算力提供サービスを発表
• NRTとKIXキャンパスで「AI XCHANGE」を提供開始
• 1時間単位でGPU計算力の利用が可能に

MCデジタル・リアルティらがデータセンター内でのGPU計算力提供サービスを開始

MCデジタル・リアルティ、モルゲンロット、マクニカ、菱洋エレクトロの4社は2025年3月12日、MCデジタル・リアルティのNRTキャンパスとKIXキャンパスにてGPU計算力提供サービス「AI XCHANGE powered by Cloud Bouquet」の開始を発表した。申し込み受付は3月12日より開始され、サービス開始は4月中を予定している。^[1]

新サービスは、GPU計算力を必要とする企業とGPU計算力を保有する事業者をマッチングするモルゲンロットのCloud Bouquet技術を活用し、マクニカと菱洋エレクトロが保有するGPUサーバーの計算力リソースをMCデジタル・リアルティの顧客向けに1枚・1時間単位から提供する。データセンター構内接続サービス「クロスコネクト」とキャンパス内接続サービス「キャンパスコネクト」を介して提供されるため、超低レイテンシかつセキュアな環境でGPU計算力の利用が可能だ。

MCデジタル・リアルティのデータセンターは、Digital Realtyのデータセンタープラットフォーム「PlatformDIGITAL」に基づく相互接続ソリューション「ServiceFabric」を採用している。世界6大陸25カ国以上の300以上のデータセンター拠点や1100のクラウド・ITサービス、1200のネットワークサービスから成るデータコミュニティへのアクセスが可能となっている。

GPU計算力提供サービスの詳細

GPUについて

GPUとは「Graphics Processing Unit」の略称で、並列処理に特化したプロセッサーのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高度な並列処理能力によりAI処理に最適
• 大量のデータを同時に処理可能
• 機械学習やディープラーニングの演算を高速化

MCデジタル・リアルティらが提供するGPU計算力提供サービスでは、データセンター内に設置されたGPUサーバーを利用することで、インターネット回線を介する場合の課題であるデータ量増大による帯域制限やレイテンシの問題を解消している。クロスコネクトやキャンパスコネクトを介して提供されることで、セキュアな環境でのAI開発や高度なシミュレーションが可能となる。

参考サイト

1. ^ MCデジタル・リアルティ株式会社. 「MCデジタル・リアルティとモルゲンロット、マクニカ、菱洋エレクトロがNRT、KIX両キャンパスでデータセンター内GPU計算力提供サービスを開始」. https://www.mc-digitalrealty.com/4269158, (参照 25-03-14).

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