A10ネットワークスがA10 Defendを再構築、DDoS対策からWebセキュリティ統合ブランドへと進化
スポンサーリンク
記事の要約
- A10 DefendがDDoS対策からWebサイト・Webアプリ保護へと進化
- 新ハードウェアプラットフォームを採用した2つの新製品を提供開始
- 統合管理プラットフォームA10 Controlも刷新し機能を拡充
スポンサーリンク
A10 Defendのサイバーセキュリティブランド再構築と新製品の提供開始
A10ネットワークスは2025年3月12日、統合セキュリティソリューションA10 Defendについて、DDoS攻撃対策に特化した製品群から広範なサイバー攻撃対策ブランドへと再構築することを発表した。新しいハードウェアプラットフォームを採用したハイエンドモデルとエントリーモデルの日本市場での提供を開始する予定である。[1]
A10 DefendはWebサイトやWebアプリケーションを守るための総合セキュリティソリューションとして、エンタープライズから官公庁、通信キャリア、サービスプロバイダまで幅広い分野に向けて提供される。A10 Defend DDoS DetectorやA10 Defend DDoS Mitigatorなど、複数の製品で構成される包括的なセキュリティ対策を実現することが可能だ。
新製品として、400G × 12ポートを標準搭載したハイエンドモデルA10 Defend DDoS Mitigator Thunder 8665S TPSと、1G/10G/25Gポートを備えたエントリーモデルA10 Defend DDoS Mitigator Thunder 1060S TPSを展開する。これらの製品は高いコストパフォーマンスと運用効率の向上を実現している。
A10 Defend製品群の詳細
DDoS Detector | DDoS Mitigator | DDoS Orchestrator | Threat Control | Next-Gen WAF | |
---|---|---|---|---|---|
主な機能 | 攻撃トラフィック検知 | DDoS攻撃緩和 | 統合管理 | 脅威インテリジェンス | WAF+ADC機能 |
提供形態 | アプライアンス/仮想 | アプライアンス/仮想 | ソフトウェア | サービス | アプライアンス |
スポンサーリンク
DDoS攻撃について
DDoS攻撃とは、複数のコンピュータから大量のトラフィックを特定のターゲットに送信し、システムやネットワークを機能停止させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 大量のトラフィックによりサービスを利用不能にする
- 複数の攻撃元から同時に実行される分散型攻撃
- AI技術の進歩により攻撃手法が巧妙化している
2024年12月から2025年1月にかけて航空会社や金融機関に対するDDoS攻撃が多発しており、Webサイトやアプリケーションを守るための対策が急務となっている。AI技術の発展に伴い、今後さらにDDoS攻撃が大規模化・高度化することが予測されており、包括的な防御策の必要性が高まっている。
A10 Defendブランドの進化に関する考察
A10 DefendがDDoS攻撃対策から包括的なWebセキュリティソリューションへと進化したことは、多様化するサイバー攻撃への対応という観点で重要な意味を持つ。特にAI技術の進歩により攻撃手法が巧妙化する中、単一の対策だけでなく統合的なアプローチが必要不可欠になってきているだろう。
新しいハードウェアプラットフォームの採用により、高性能化と運用効率の向上が実現されているが、今後はクラウドネイティブ環境への対応やゼロトラストセキュリティとの統合が課題となる可能性がある。A10ネットワークスには、常に進化するセキュリティ脅威に対応できる柔軟な製品開発が期待される。
統合管理プラットフォームA10 Controlの刷新は、複雑化するセキュリティ運用の効率化に大きく貢献するものだ。今後はAIを活用した自動防御機能の強化や、サードパーティ製品との連携拡大によって、さらなる価値提供が可能になるだろう。
参考サイト
- ^ A10ネットワークス. 「Webサイト・Webアプリを守る統合セキュリティA10 Defendが進化、新しい第6世代ハードウェアアプライアンスを拡充 | ブログ | 最新情報 | A10ネットワークス アプリケーション配信|プロキシ|SSL可視化|DDoS対策」. https://www.a10networks.co.jp/news/blog/A10-Defend-DDoS-Mitigator.html, (参照 25-03-14).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2024-10083】Schneider Electric社のUni-Telwayドライバに脆弱性、複数の制御システム製品に影響
- 【CVE-2025-2133】ftcms 2.1にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、管理画面のニュース編集機能に深刻な影響
- 【CVE-2025-2132】ftcms 2.1のSearchコンポーネントにSQLインジェクションの脆弱性、ベンダー未対応で攻撃リスク増大
- 【CVE-2025-2131】XunRuiCMS 4.6.3にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、複数バージョンで修正が必要に
- 【CVE-2024-13835】WordPress用プラグインPost Meta Data Managerに特権昇格の脆弱性、マルチサイト環境での権限管理に問題
- 【CVE-2025-1664】Essential Blocks 5.3.1にXSS脆弱性、認証済みユーザーによる不正スクリプト実行の危険性
- 【CVE-2025-1893】Open5GS AMFにDoS脆弱性が発見、ネットワーク全体のサービス停止のリスクに
- 【CVE-2025-1901】PHPGurukul Restaurant Table Booking Systemにリモート実行可能な危険度の高い脆弱性が発見
- 【CVE-2025-1906】PHPGurukul Restaurant Table Booking System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性、管理者機能に深刻な影響
- 【CVE-2025-22224】VMwareの主要製品にTOCTOU脆弱性、仮想マシン環境でのコード実行リスクが発覚
スポンサーリンク