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公開：2025-03-14

NRIがAIを活用した現行可視化・影響分析サービスを開始、レガシーシステムのモダナイゼーション計画を効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NRIがAI活用の現行可視化・影響分析サービスを開始
• モダナイゼーション計画の効率化を支援
• システム全体構造の把握と影響分析が可能に

NRIが新サービスで企業のDX支援を強化

株式会社野村総合研究所は、レガシーシステムのモダナイゼーションを支援する「現行可視化・影響分析サービス」を2025年3月11日より提供開始した。このサービスではNRI独自のノウハウとAIを組み合わせることで現行システムの全体構造を把握し、システム変更による影響を分析することが可能となっている。^[1]

現行可視化・影響分析サービスでは、既存の設計書やコード、マニュアルなどから必要な情報を抽出し、新システムでも活用可能な資料に再構築する「リドキュメント」プロセスにAIを活用することで、システムの現状把握を効率的に支援することが可能となった。これにより、複雑なエンタープライズシステムのデータフローを迅速かつ正確に把握し、モダナイゼーション計画の品質向上を実現している。

NRIはこのサービスを通じて、「2025年の崖」問題に直面する企業のシステム変革を支援していく方針だ。さらに2025年度上半期には、AIを活用した開発支援や画面の自動テストを実現する新サービスの提供も予定しており、企業の持続可能なシステム変革の実現を目指している。

現行可視化・影響分析サービスの特徴まとめ

モダナイゼーションについて

モダナイゼーションとは、老朽化したシステムや古いプロセスなどのIT資産を、ビジネス的な視点から近代化もしくは最適化する取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• レガシーシステムの刷新による業務効率の向上
• 最新技術の導入によるビジネス競争力の強化
• システム保守性と拡張性の改善

モダナイゼーションを成功させるためには現行システムの可視化が不可欠となっている。多くの企業では技術的負債が蓄積し、システムが複雑化しているため、現状把握が困難な状況にある。そのため、AIを活用した効率的な現状分析と影響範囲の把握が重要な役割を果たすのだ。

参考サイト

1. ^ Nomura Research Institute. 「野村総合研究所、レガシーシステムの「現行可視化・影響分析サービス」を提供開始 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」. https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/20250311_1.html, (参照 25-03-14).

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