MozillaがFirefox v136.0.1をリリース、CookieStore APIの不具合とショートカットキーの問題を修正
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記事の要約
- Firefoxの最新版v136.0.1がリリース
- CookieStore APIのCookie管理問題を修正
- アドレスバーのショートカットキー機能を改善
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デスクトップ向けFirefox v136.0.1の不具合修正アップデート内容
Mozillaは3月11日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v136.0.1をリリースチャネルで公開した。このバージョンではCookieStore APIを使用する際のCookieサイズ制限によって発生していたWebサイトのCookie管理の問題が修正され、ログインなど状態管理に関する不具合が解消されている。[1]
新規ウィンドウでControl/Commandキーと「L」キーの組み合わせによるアドレスバーへのフォーカス機能が正常に動作しない問題も修正された。このショートカットキーの改善によってブラウザ操作の効率性が向上し、ユーザーの利便性が高まることが期待される。
なお本バージョンでは、以前のバージョンから「履歴」または「サイト設定」をシャットダウン時に消去する設定をしているユーザーに対して、アップデート後に「Cookie」と「一時キャッシュ」の消去設定も自動的に有効になる仕様変更が実施された。ログアウトを避けたいユーザーは、アップデート後に設定を確認することが推奨される。
Firefox v136.0.1の修正内容まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CookieStore API関連 | Cookieサイズ制限による管理問題を修正、ログインなどの状態管理を改善 |
ショートカットキー | 新規ウィンドウでのControl/Command+Lによるアドレスバーフォーカスを修正 |
設定変更 | 履歴・サイト設定の消去設定時、Cookieと一時キャッシュの消去も自動的に有効化 |
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CookieStore APIについて
CookieStore APIとは、Webブラウザにおいてクッキーを非同期的に管理するためのJavaScript APIである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 非同期的なクッキーの読み書きと削除が可能
- クッキーの変更を監視するイベントリスナーを提供
- サービスワーカー内でのクッキー操作をサポート
Firefox v136.0.1では、CookieStore APIを使用する際のCookieサイズ制限に起因する問題が修正された。この修正により、Webサイトのログイン状態の維持やユーザー設定の保存など、重要な状態管理機能の安定性が向上している。
Firefox v136.0.1のアップデートに関する考察
今回のアップデートではCookieStore APIの問題が修正されたことで、Webアプリケーションの状態管理機能の信頼性が向上している。特にログイン状態の維持やユーザー設定の保存といった基本的な機能の安定性が確保されたことは、ユーザーエクスペリエンスの向上に大きく貢献するだろう。
ショートカットキーの修正は、ブラウザの操作性向上という点で重要な改善点となっている。キーボードショートカットは効率的なブラウジングに不可欠な要素であり、特にパワーユーザーにとってはこうした基本機能の正常化が生産性向上につながることが期待される。
一方で、シャットダウン時の設定クリア機能の仕様変更については、ユーザーへの十分な周知が必要となるだろう。この変更によってログアウトが発生する可能性があるため、アップデート後の設定確認を促す明確なガイダンスの提供が望まれる。
参考サイト
- ^ mozilla. 「Firefox 136.0.1 See All New Features Updates and Fixes」. https://www.mozilla.org/en-US/firefox/136.0.1/releasenotes/, (参照 25-03-14).
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