【CVE-2025-1717】WordPressプラグインLogin Me Now 1.7.2に認証バイパスの脆弱性、管理者権限への不正アクセスのリスクが発生
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記事の要約
- Login Me Now 1.7.2以前にバイパス脆弱性を確認
- 管理者権限を含む既存ユーザーへの不正ログインが可能
- 他のソフトウェアと連携した場合のみ脆弱性が発現
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WordPressプラグインLogin Me Now 1.7.2の認証バイパス脆弱性
WordPressプラグインLogin Me Nowにおいて、バージョン1.7.2以前に認証バイパスの脆弱性が発見され、2025年2月27日に公開された。AutoLogin::listen()関数における安全でない認証処理により、未認証の攻撃者が既存ユーザーとして不正にログインできる可能性があることが判明している。[1]
この脆弱性は他のソフトウェアのトランジェント名と値を利用する必要があるため、プラグイン単体では脆弱性が発現しないという特徴を持っている。CVSSスコアは8.1と高く評価されており、機密性、完全性、可用性のいずれも高い影響を受ける可能性があるとされた。
脆弱性の発見者はIstván Mártonであり、WordFenceによってCVE-2025-1717として登録された。この脆弱性は管理者権限を含む既存ユーザーへの不正ログインを可能にするため、早急な対応が求められている。
Login Me Now 1.7.2の脆弱性詳細
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| CVE番号 | CVE-2025-1717 |
| CWE分類 | CWE-288(代替パスまたはチャネルを使用した認証バイパス) |
| CVSSスコア | 8.1(HIGH) |
| 影響を受けるバージョン | 1.7.2以前 |
| 脆弱性の種類 | 認証バイパス |
| 発見者 | István Márton |
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認証バイパスについて
認証バイパスとは、システムの認証メカニズムを回避して不正にアクセスを取得する脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 正規の認証プロセスを迂回して不正アクセスを実現
- 設計上の欠陥や実装ミスにより発生する重大な脆弱性
- 特権アカウントへの不正アクセスを可能にする危険性
Login Me Nowの脆弱性は、AutoLogin::listen()関数における認証処理の実装の不備に起因している。他のソフトウェアのトランジェント名と値を利用することで認証をバイパスできる仕組みとなっており、この脆弱性を悪用されると管理者権限を含む既存ユーザーへの不正ログインが可能となる。
WordPressプラグインの認証バイパス脆弱性に関する考察
WordPressプラグインにおける認証バイパスの脆弱性は、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題となっている。特にLogin Me Nowの場合、他のソフトウェアとの連携時にのみ脆弱性が発現するという特徴を持つため、プラグイン単体のセキュリティ対策だけでなく、システム全体のセキュリティアーキテクチャを見直す必要があるだろう。
今後は、プラグイン開発者がより厳密な認証メカニズムを実装することが求められる。特に、トランジェントデータの扱いには細心の注意を払い、他のソフトウェアとの連携時にも安全性が担保されるような設計が重要になってくるだろう。WordPressエコシステム全体でのセキュリティ意識の向上と、プラグイン間の相互運用性に関するガイドラインの整備が望まれる。
また、プラグインのアップデート管理や脆弱性情報の共有体制の強化も課題となる。CVSSスコアが8.1と高く評価されている点からも、迅速なパッチ適用とセキュリティ監視の重要性が浮き彫りとなっている。今後は自動アップデート機能の改善や、脆弱性スキャン機能の強化など、より包括的なセキュリティ対策の実装が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1717, (参照 25-03-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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