カスペルスキーが2024年のセキュリティ実績を発表、フィッシングサイトのブロック数が前年比26%増加で過去最多を記録

PR TIMES より
スポンサーリンク
記事の要約
- カスペルスキー製品がフィッシングサイトへのアクセスを8億9,300万回ブロック
- 悪意のあるメール添付ファイルを1億2,500万回以上阻止
- スパムメールの約半数がロシアからの送信で最多
スポンサーリンク
カスペルスキーの2024年セキュリティ対策実績
カスペルスキー社は2024年のセキュリティ対策の実績として、フィッシングサイトへのアクセスを8億9,300万回ブロックしたことを2025年2月19日に発表した。この数値は2023年の7億1,000万回から26%増加しており、Booking、Airbnb、TikTok、Telegramなどの有名ブランドを装った不正なウェブサイトが主な対象となっている。[1]
フィッシングサイトへのアクセスブロック数は5月から7月にかけて急増しており、この時期は休暇シーズンと重なっていることから、偽の航空券予約や偽のツアーパッケージなどを利用した詐欺が横行していたことが判明した。攻撃者はTikTok Shopの販売者認証情報の窃取や、暗号資産ゲームを利用した詐欺スキームを展開している。
メールセキュリティの分野では、悪意のある添付ファイルを1億2,500万回以上ブロックすることに成功した。企業を標的とした攻撃では、パスワード保護されたアーカイブやSVG形式の画像を装った悪意のあるファイルが使用され、偽の裁判所通知や架空の取引情報などを通じてユーザーを騙そうとする手口が確認されている。
2024年のサイバー攻撃対策実績まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
フィッシングブロック数 | 8億9,300万回(前年比26%増) |
悪意のあるメール対策 | 1億2,500万回以上のブロック |
スパムメール比率 | 全メールの約47%(前年比1.27ポイント増) |
主要な攻撃対象 | Booking、Airbnb、TikTok、Telegram |
スパム送信元上位国 | ロシア(36.18%)、中国(17.11%)、米国(8.40%) |
スポンサーリンク
フィッシングサイトについて
フィッシングサイトとは、正規のウェブサイトを模倣して作られた偽サイトのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 有名企業やサービスの正規サイトを精巧に模倣
- ユーザーの個人情報や認証情報を窃取することが目的
- URLや内容が本物に酷似し、見分けが困難
フィッシングサイトは年々巧妙化しており、AIを活用した高度な偽装技術により、一般ユーザーが真偽を判断することが困難になっている。カスペルスキーの調査では、2024年にブロックされたフィッシングサイトの多くが複数の有名ブランドを組み合わせた手法を用いており、より説得力のある詐欺手法へと進化している。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「カスペルスキー製品が2024年にブロックした不正なウェブサイトへのアクセスは、前年比26%増の約9億回に | 株式会社カスペルスキーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000463.000011471.html, (参照 25-03-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2025-2126】JoomlaUX JUX Real Estate 3.4.0にSQLインジェクションの脆弱性、ベンダー未対応で利用者に警戒呼びかけ
- 【CVE-2024-13908】SMTP by BestWebSoftプラグインに深刻な脆弱性、管理者権限で任意のファイルアップロードが可能に
- 【CVE-2024-13675】SlingBlocksプラグインに深刻な脆弱性、認証済みユーザーによる攻撃のリスクが判明
- 【CVE-2024-13895】WordPressプラグインCode Snippets CPT 2.1.0に認証済みユーザーの任意のショートコード実行の脆弱性が発見
- 【CVE-2024-13890】WordPress用プラグインAllow PHP Executeに深刻な脆弱性、エディター権限でPHPコード実行が可能に
- 【CVE-2025-1481】WordPressプラグインShortcode Cleaner Liteに認証不備の脆弱性、任意のオプションエクスポートが可能に
- 【CVE-2025-1323】WP-Recallプラグインに深刻なSQLインジェクション脆弱性、バージョン16.26.10以前が影響対象に
- 【CVE-2025-27840】ESP32チップに29個の隠しコマンドが発覚、IoTデバイスのセキュリティに影響
- 【CVE-2025-0162】IBM Aspera Sharesに深刻な脆弱性、XMLの外部エンティティ参照に関する問題で情報漏洩のリスク
- 【CVE-2025-2084】PHPGurukul HMPVテストシステムにXSS脆弱性、医療データセキュリティに警鐘
スポンサーリンク