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公開：2025-03-20

キユーピーが国連グローバル・コンパクトに加入、サステナビリティ活動の強化へ向け本格始動

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キユーピーが国連グローバル・コンパクトに署名し正式参加
• グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンにも加入
• 人権・労働・環境・腐敗防止の10原則に賛同し取り組む

キユーピーのUNGC加入とサステナビリティへの取り組み

キユーピー株式会社は健全なグローバル社会の実現に向けて、国連グローバル・コンパクトに2025年2月15日に署名し参加企業として正式に登録された。国連グローバル・コンパクトは企業・団体が社会の良き一員として持続可能な成長を実現するための世界最大のサステナビリティイニシアチブであり、日本企業の参画も広がりを見せている。^[1]

創始者中島董一郎の「食を通じて社会に貢献する」という精神を受け継ぎ、同社はグループ全体で社会課題の解決に取り組んできた実績がある。今回のUNGC加入により、人権保護や不当労働の排除、環境対応、腐敗防止などの10の原則に基づいた活動を本格的に展開していく意向を示している。

国連グローバル・コンパクトに署名する企業・団体は、トップ自らのコミットメントのもと、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続することが求められている。キユーピーグループは今後も企業価値創造と持続可能な社会の両立を目指し、独自の取り組みを推進していく方針だ。

UNGCの10原則まとめ

国連グローバル・コンパクトについて

国連グローバル・コンパクトとは、企業が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 国連と民間企業・団体が協力して推進する世界最大のサステナビリティイニシアチブ
• 人権・労働・環境・腐敗防止の4分野10原則を基本方針として採用
• 企業トップのコミットメントによる継続的な取り組みを重視

UNGCの活動は、参加企業・団体による自発的な取り組みを基本としており、各組織が社会の良き一員として持続可能な成長に貢献することを目指している。日本においても多くの企業が参加し、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンを通じて活動を展開している。

キユーピーのUNGC加入に関する考察

キユーピーのUNGC加入は、同社のグローバルな事業展開とサステナビリティへの取り組みを強化する重要な一歩となるだろう。特に食品企業として環境負荷の低減や持続可能な原材料調達への取り組みが求められる中、UNGCの枠組みを活用することで、より体系的な活動が可能になると考えられる。

今後の課題としては、グループ全体での10原則の実践とその進捗の可視化が挙げられる。サプライチェーン全体での人権尊重や環境配慮の徹底には、取引先との密接な協力関係の構築が不可欠であり、その実現には相応の時間と労力が必要になるだろう。

長期的には、UNGCの原則に基づく取り組みを通じて、食品業界におけるサステナビリティのリーディングカンパニーとしての地位を確立することが期待される。創業以来の「食を通じた社会貢献」という理念と、UNGCが掲げる普遍的な価値観を融合させることで、より強固な企業価値の創造が可能になるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「国連グローバル・コンパクトに署名　グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンに加入 | キユーピー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000597.000044559.html, (参照 25-03-20).
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