公開:

【CVE-2025-26970】WordPress Ark Theme Coreに認証不要のRCE脆弱性、早急な対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress Ark Theme Core 1.70.0以前にRCE脆弱性
  • 認証不要で任意のコード実行が可能な重大な脆弱性
  • CVSSスコア10.0のクリティカルな深刻度

Ark Theme Core 1.70.0までのバージョンでRCE脆弱性が発見

NotFound社のWordPress用プラグインArk Theme Coreにおいて、認証不要でリモートからコードが実行可能な重大な脆弱性が発見され、2025年3月3日に公開された。この脆弱性は全バージョンから1.70.0までのArk Theme Coreに影響を与えており、CVE-2025-26970として識別されている。[1]

脆弱性の種類は不適切なコード生成制御によるコードインジェクションであり、CWE-94に分類されている。CVSSv3.1による評価では最高値の10.0が付けられ、攻撃の複雑さは低く特権も不要であることから、早急な対応が求められる状況だ。

この脆弱性はPatchstack社のRafie Muhammad氏によって発見され報告された。影響を受けるバージョンの詳細な情報はPatchstackのデータベースで公開されており、SSVCの評価によると自動化された攻撃が可能で技術的な影響は重大とされている。

脆弱性の影響範囲まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-26970
影響を受けるバージョン 全バージョンから1.70.0まで
脆弱性の種類 コードインジェクション(CWE-94)
CVSSスコア 10.0(CRITICAL)
攻撃条件 認証不要、低い複雑さ
技術的影響 重大(total)

リモートコード実行について

リモートコード実行(RCE)とは、攻撃者が対象システムに直接アクセスすることなく、ネットワークを介して任意のコードを実行できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • システムに対する完全なコントロールを奪取される可能性
  • 認証回避やプログラムの改ざんが可能
  • 情報漏洩やシステム破壊のリスクが極めて高い

Ark Theme Coreの脆弱性は認証が不要なRCEであり、WordPressサイトに対する深刻な脅威となっている。CVSSスコア10.0という最高評価が示すように、攻撃の容易さと影響の重大さから、早急なバージョンアップや代替手段の適用が必要不可欠だ。

Ark Theme Coreの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は継続的な課題となっているが、認証不要でコード実行が可能な今回の脆弱性は特に深刻である。プラグインの開発者であるNotFound社には、コードレビューの強化やセキュリティテストの徹底など、開発プロセスの見直しが求められるだろう。また、サードパーティ製プラグインの利用においては、定期的なセキュリティアップデートの確認が不可欠だ。

今後は自動化された攻撃への対策として、WordPressコアチームとプラグイン開発者の連携強化が重要になってくる。特にコードインジェクション対策のガイドライン整備や、開発者向けのセキュリティトレーニングの充実が期待される。プラグインのセキュリティレビュープロセスの厳格化も検討に値するだろう。

WordPress製品の人気が続く中、プラグインエコシステムの健全性維持は極めて重要な課題となっている。コミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、脆弱性情報の共有や対策の迅速な展開を実現する体制づくりが必要だ。特にクリティカルな脆弱性に対しては、発見から修正までの時間短縮が求められる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-26970, (参照 25-03-28).
  2. 1342

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。