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公開：2025-03-27

NTT Comがドコモのキャリア通信設備を活用したローカル5Gサービスを発表、企業の導入ハードルを大幅に低減へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NTT Comがローカル5Gサービス TypeDの受付開始を発表
• ドコモのキャリア通信設備を活用し低コストで高性能を実現
• 企業のローカル5G導入ハードルを大幅に低減

NTT Comが新たなローカル5Gサービスの提供を開始

NTTコミュニケーションズ株式会社は、ドコモのキャリア通信設備を活用して冗長性と高い保守性を低コストで実現する「ローカル5Gサービス TypeD」の申し込み受付を2025年3月25日より開始すると発表した。本サービスはドコモから2025年2月に提供が開始された「ローカル5Gトータルサポート」を活用して提供される画期的なソリューションである。^[1]

従来のローカル5Gサービスでは設備のほとんどを顧客の拠点内に設置する必要があったが、ローカル5Gサービス TypeDではドコモのキャリア通信設備を活用することで設置スペースを9割程度削減することが可能となった。交換機やCU、DU、UPFなどの設備はドコモのキャリア通信設備と共用されており、キャリアレベルの冗長性を実現している。

本サービスではNTT Comが無線免許を取得するため、顧客企業は無線免許取得や総務省への届け出対応が不要となった。また、ローカル5G設備の監視保守はドコモの作業者が24時間365日体制で行い、全国各地の保守拠点から駆け付け保守にも対応することで、顧客企業の運用負担を大幅に軽減することが可能となっている。

ローカル5Gサービス TypeDの主な特長

ローカル5Gについて

ローカル5Gとは、全国的にサービスを提供する携帯事業者とは異なり、主に建物内や敷地内での利活用について個別に免許される5Gシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 無線回線の逼迫や干渉の影響を受けづらい安定した通信が可能
• 建物内や敷地内での独自の5G環境を構築可能
• 企業や組織ごとに個別の免許取得が必要

従来のローカル5Gサービスでは、設備構築や保守環境の整備のコストが高額になることや、無線免許取得に関連する煩雑な対応が必要となることが課題となっていた。NTT Comの新サービスは、ドコモのキャリア通信設備を活用することでこれらの課題を解決し、より多くの企業がローカル5Gを導入しやすい環境を実現している。

参考サイト

1. ^ NTT. 「ドコモのキャリア通信設備を活用し、冗長性と高い保守性を低コストで実現する「ローカル5Gサービス TypeD」の提供を開始」. https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2025/0325.html, (参照 25-03-27).
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2. 総務省. https://www.soumu.go.jp/

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