公開:

【CVE-2024-13217】Jeg Elementor Kitに情報漏洩の脆弱性、WordPressサイトのセキュリティリスクに警戒

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Jeg Elementor Kit 2.6.11以前に情報漏洩の脆弱性
  • Contributor以上の権限で非公開テンプレートデータにアクセス可能
  • CVSSスコア4.3のセキュリティリスク

Jeg Elementor Kit 2.6.11以前のバージョンで発見された情報漏洩の脆弱性

WordPressプラグインのJeg Elementor Kitにおいて、バージョン2.6.11以前に情報漏洩の脆弱性が発見され、2025年2月27日に公開された。この脆弱性は、expired_dataおよびbuild_content関数を介して、Contributor以上の権限を持つ認証済みの攻撃者が非公開や下書き状態のテンプレートデータにアクセス可能になるものだ。[1]

この脆弱性はCVE-2024-13217として識別されており、CWEによる脆弱性タイプは個人情報の不正アクセス(CWE-359)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされており、特権レベルは低く、ユーザーの関与は不要とされている。

CVSSスコアは4.3(MEDIUM)と評価されており、機密性への影響は限定的であるものの、完全性や可用性への影響は認められていない。この脆弱性は主にCountdownおよびOff-Canvasコンポーネントに関連しており、非公開のテンプレートデータが露出するリスクがある。

Jeg Elementor Kit 2.6.11の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13217
影響を受けるバージョン 2.6.11以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 機密情報の漏洩
CVSSスコア 4.3(MEDIUM)
影響を受けるコンポーネント CountdownとOff-Canvas機能

情報漏洩について

情報漏洩とは、本来アクセスが制限されているデータが、意図しない形で外部に流出することを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 認証されていないユーザーによる機密データへのアクセス
  • アクセス権限の設定ミスによる情報の露出
  • セキュリティ対策の不備による機密情報の流出

Jeg Elementor Kitの事例では、Contributor以上の権限を持つユーザーが本来アクセスできないはずの非公開テンプレートデータにアクセス可能になっている。この種の脆弱性は、ウェブアプリケーションにおいて深刻なセキュリティリスクとなり得る。

Jeg Elementor Kitの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者にとって重大なセキュリティリスクとなる可能性がある。Jeg Elementor Kitの場合、Contributor権限という比較的低い権限で非公開情報にアクセスできてしまう点が特に懸念されるところだ。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者によるセキュリティテストの強化が必要となるだろう。特にアクセス制御機能の実装においては、より厳密な権限チェックと適切な認証処理の実装が求められる。

また、WordPressサイト運営者側でも定期的なプラグインのアップデートチェックと、不要なプラグインの削除などの対策が重要となる。セキュリティ対策の観点から、プラグインの選定基準にセキュリティアップデートの頻度や開発者の対応状況なども含めることが推奨される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13217, (参照 25-03-28).
  2. 1751

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。