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公開：2025-03-28

INFRGYが無線周波数と環境エネルギーを組み合わせた新型ワイヤレス給電システムを開発、実用化に向け特許出願

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• INFRGYがワイヤレスエネルギーハーベスティング技術の特許出願を実施
• 無線周波数と環境中の電磁放射エネルギーを電力に変換
• Nirvana Consultantと提携し日本市場への展開を開始

INFRGYの革新的なワイヤレスエネルギーハーベスティング技術の開発

INFRGY LLCは2025年3月27日、ワイヤレスエネルギーハーベスティング技術に関する2件目の特許出願を行ったことを発表した。カシミール大学工科大学研究所との協力のもと、無線周波数を電力に変換しながら環境中の電磁放射エネルギーも抽出できる革新的なシステムの開発を進めている。^[1]

INFRGYのシステムは、収集した電磁エネルギーと送信されたRFを組み合わせることで、オーバーユニティの結果を得ることが可能になっている。カシミール大学での出力増加に関する検証が進められる一方で、より広範囲に対応する大型システムの開発にも着手しているところだ。

日本市場への展開においては、Nirvana Consultant株式会社との提携を通じて無線電力伝送システムの導入を進めている。この技術は既にハワイ州元知事のジョン・ワイヒー氏が出演するビデオでも実証されており、実用化に向けた取り組みが本格化している。

INFRGYの無線電力伝送システムの特徴まとめ

技術デモ動画の詳細はこちら

エネルギーハーベスティングについて

エネルギーハーベスティングとは、環境中に存在する微小なエネルギーを収集して電力に変換する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 環境中の光、熱、振動、電波などのエネルギーを電力として活用
• 外部からの給電が不要で持続可能なシステムを構築可能
• IoTデバイスなど小型機器の電源として特に有効

INFRGYのシステムは、既存の無線周波数と環境中の電磁放射エネルギーを組み合わせることで、従来のエネルギーハーベスティング技術の限界を超える可能性を持っている。特に複数デバイスへの同時給電や障害物の影響を受けにくい特徴は、実用化に向けた大きな利点となっている。

ワイヤレスエネルギーハーベスティング技術に関する考察

INFRGYのワイヤレスエネルギーハーベスティング技術は、従来のワイヤレス充電の制約を解消する可能性を秘めている。特に直接的な見通し線や物理的な接触を必要としない点は、IoTデバイスの普及やスマートホームの実現に大きく貢献する可能性がある。ただし、電力変換効率や安全性の検証が今後の重要な課題となるだろう。

環境中の電磁放射エネルギーを効率的に収集・変換する技術の確立は、持続可能なエネルギー利用の観点からも注目に値する。ただし、電磁波による影響や法規制への対応など、実用化に向けてはクリアすべき課題も残されている。技術の進化と並行して、これらの課題に対する適切な対応が求められる。

将来的には再生可能エネルギーシステムとの統合や、産業用途への展開も期待される。特にスマートファクトリーやIoT機器の普及が進む中、効率的な電力供給手段としての活用が見込まれる。技術の発展と実用化に向けた取り組みの進展が待たれるところだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ワイヤレスエネルギーハーベスティング技術の到達範囲を拡大 | INFRGY LLCのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000139497.html, (参照 25-03-28).
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