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【CVE-2025-30366】WeGIAに深刻な格納型XSSの脆弱性が発見、バージョン3.2.8で修正完了

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WeGIAにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見
  • バージョン3.2.8未満のWebGIAが影響を受ける
  • バージョン3.2.8で脆弱性が修正済み

WeGIA 3.2.8未満のバージョンにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

GitHubは2025年3月27日、慈善団体向けWebマネージャーWeGIAのバージョン3.2.8未満に格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性はCVE-2025-30366として識別されており、攻撃者が悪意のあるスクリプトをサーバーに永続的に保存し、ユーザーのブラウザ上で実行される可能性がある。[1]

この脆弱性は特にpersonalizacao.phpファイルに関連しており、CVSSスコアは6.2(Medium)と評価されている。攻撃条件の複雑さは低く、高い特権レベルが必要とされるものの、ユーザーの操作を必要とし、機密性と整合性への影響が懸念される問題だ。

WeGIAの開発元であるLabRedesCefetRJは、この脆弱性に対処するためバージョン3.2.8をリリースし、修正を完了している。影響を受けるユーザーに対して、最新バージョンへのアップデートが推奨されるだろう。

WeGIAの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-30366
影響を受けるバージョン 3.2.8未満
脆弱性の種類 格納型クロスサイトスクリプティング(Stored XSS)
CVSSスコア 6.2(Medium)
対象ファイル personalizacao.php
修正バージョン 3.2.8

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行される
  • Cookie情報の窃取やセッションハイジャックが可能
  • Webサイトの見た目や機能の改ざんが可能

格納型XSSは特に深刻な脆弱性であり、悪意のあるスクリプトがサーバーに永続的に保存される特徴がある。WeGIAの場合、personalizacao.phpファイルを介して攻撃者が不正なスクリプトを注入し、他のユーザーのブラウザ上で実行される可能性が指摘されている。

WeGIAの脆弱性に関する考察

WeGIAは慈善団体向けのWebマネージャーとして重要な役割を果たしており、セキュリティ上の脆弱性が与える影響は非常に大きい。格納型XSSの脆弱性は、ユーザーのセッション情報や個人情報が漏洩するリスクがあるため、早急な対応が必要となるだろう。慈善団体が扱う寄付者情報や受益者データの保護は特に重要である。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、入力値のバリデーションやサニタイズ処理の強化が求められる。特にユーザー入力を扱うフォームやカスタマイズ機能については、より厳密なセキュリティチェックの実装が重要だ。開発チームには、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施が推奨される。

WeGIAの利用者は、システムのアップデートに加えて、二要素認証の導入やアクセス権限の適切な管理など、多層的な防御策を講じる必要がある。セキュリティ意識の向上と定期的な教育プログラムの実施も、今後の重要な課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-30366」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-30366, (参照 25-04-16).
  2. 1465

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