IPAがセキュリティインシデント対応机上演習の教材を公開、一般企業と医療機関向けにランサムウェア対策を強化
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記事の要約
- IPAがセキュリティインシデント対応机上演習の教材を公開
- 一般企業向けと医療機関向けの2種類を提供
- ランサムウェア感染への対応手順を学習可能
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IPAが公開したセキュリティインシデント対応机上演習の教材概要
独立行政法人情報処理推進機構は2025年4月15日、ランサムウェア感染のインシデントシナリオを用いてインシデント対応の一連の流れを学習できる「セキュリティインシデント対応机上演習」の教材を公開した。この教材は一般企業向けと医療機関向けの2種類が用意され、過去のランサムウェア被害事例を参考に制作されている。[1]
医療機関向けの教材はIPAと徳島県との連携協定に基づいて制作されており、医療機関のセキュリティ対策強化に向けた成果が盛り込まれている。教材は座学パートとグループディスカッションによる演習パートで構成され、インシデント対応の基本的な流れを体系的に学習できる構成となっている。
近年ランサムウェア被害は大企業から中小企業、医療機関まで様々な規模・業種で発生しており、警察庁の統計では被害の6割以上を中小企業が占めている。IPAは本教材の公開により、より多くの組織でインシデント対応能力の向上につながることを期待している。
セキュリティインシデント対応机上演習教材の特徴まとめ
一般企業向け | 医療機関向け | |
---|---|---|
構成内容 | 座学パート、演習パート | 座学パート、演習パート |
教材形式 | パワーポイント、実施マニュアル | パワーポイント、実施マニュアル |
特別な特徴 | 過去の被害事例を参考に制作 | 徳島県との連携協定に基づく内容 |
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ランサムウェアについて
ランサムウェアとは、コンピュータやデータを人質に取って身代金を要求するマルウェアの一種であり、組織に深刻な影響を及ぼす脅威として知られている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- システムやデータの暗号化により業務を停止に追い込む
- 復旧と引き換えに身代金を要求する
- 大企業から中小企業まで幅広い標的を狙う
IPAの情報セキュリティ10大脅威2025において組織向け脅威の1位に選ばれており、10年連続でランクインしている重大な脅威である。警察庁の統計によると被害の6割以上を中小企業が占めており、組織規模を問わない対策の必要性が高まっている。
参考サイト
- ^ 独立行政法人情報処理推進機構. 「プレス発表「セキュリティインシデント対応机上演習」の教材を公開しました | プレスリリース | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」. https://www.ipa.go.jp/pressrelease/2025/press20250415.html, (参照 25-04-16). 1624
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