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公開：2025-04-18

TOPPANデジタルが子どもの早期支援サービス「まなびのあしあと」を開発、データ活用で不登校予防に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• TOPPANデジタルが子どもの早期支援サービスを開発
• 心身状態とデータ連携で不安を抱える子どもを発見
• 月額3万円から、2030年までに100自治体導入を目指す

TOPPANデジタルの子ども支援サービス「まなびのあしあと」の提供開始

TOPPANデジタル株式会社は子どもの心身状態と自治体保有データを連携させ、学校生活での不安を早期発見するサービス「まなびのあしあと」を2025年4月より全国の自治体向けに提供開始した。福島県会津美里町の小中学校に通う約1200人の生徒を対象とした9か月間の実証実験では、早期発見と心身ケアによる好影響が確認されている。^[1]

子どもの支援は現在、支援センターやスクールカウンセラーの設置によって困難が顕在化した後の対応が中心となっているが、2024年時点で不登校児童生徒数が34.6万人と過去最多を記録している。不登校への対応が遅れている現状を受け、TOPPANデジタルは子どもの困難が顕在化する前の未然防止を重視したサービスを開発したのだ。

本サービスでは子ども自身がポータルサイトに日々の心身状態を入力し、教員がその変化をリアルタイムで把握することが可能だ。また自治体が保有する約100項目の教育・健康データを連携させ、統計分析によって不登校リスクの高い子どもを早期に発見できる仕組みを実現している。

まなびのあしあとの機能まとめ

不登校について

不登校とは、年間30日以上欠席する児童生徒の状態を指す現象であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 心理的、情緒的、身体的要因や背景が複雑に絡み合う
• 早期発見と適切な支援が重要な課題となっている
• 支援体制の整備と個別対応の充実が求められている

不登校の児童生徒数は年々増加傾向にあり、2024年時点で34.6万人と過去最多を記録している。この状況に対し、TOPPANデジタルの「まなびのあしあと」は、データ分析による早期発見と個別最適化された支援を可能にすることで、不登校の予防と対策に新たなアプローチを提供するものだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「TOPPANデジタル、データ活用により学校生活に不安を抱える子どもを早期発見するサービス「まなびのあしあと」を提供開始 | TOPPANホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001650.000033034.html, (参照 25-04-18).
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