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公開：2025-04-09

日本CTO協会が2025年度新卒エンジニア合同研修を開催、Google CloudやAWSなど6社による実践的プログラムを展開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日本CTO協会が2025年度新卒エンジニア合同研修を開催へ
• Google Cloud、AWS、Microsoftなど6社による全6回の研修を提供
• 前年度参加者からは技術習得と人脈形成の効果を高評価

日本CTO協会による新卒エンジニア育成プログラムの展開

日本CTO協会は、会員企業の新卒エンジニアを対象とした企業横断型の「新卒エンジニア合同研修」を2025年5月14日より開始することを発表した。研修はグーグル・クラウド・ジャパン合同会社やアマゾンウェブサービスジャパン合同会社など、計6社による全6回の充実したプログラムとなっており、エンジニアの育成環境の整備を強化していく方針だ。^[1]

エンジニアの採用・育成は現代の企業経営において重要な課題となっており、特にスタートアップや中小企業では採用コストだけでなく育成コストも大きな負担となっている。日本CTO協会は「テクノロジーによる自己変革を、日本社会のあたりまえに」というミッションのもと、企業の垣根を越えた育成プログラムを通じて、この課題解決に取り組んでいる。

2024年度の研修参加者からは、ISUCON新卒研修やサーバー解体体験など実践的な内容が高く評価されており、他社エンジニアとの交流を通じた継続的な学習コミュニティの形成にも成功している。参加者は技術力の向上だけでなく、企業の枠を超えた人的ネットワークの構築により、さらなる成長機会を得ている。

2025年度新卒エンジニア合同研修の概要

日本CTO協会の詳細はこちら

ISUCONについて

ISUCONとは、与えられたWebアプリケーションの高速化を競うコンテスト形式の実践的な技術イベントのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 実際のWebサービスを想定した環境での性能改善スキルが求められる
• チームでの作業を通じて実践的なエンジニアリング経験が得られる
• システムの処理性能を数値化して評価することで、客観的な技術力の向上が図れる

新卒エンジニア合同研修においてISUCONが採用されているのは、実践的な技術習得の場として高い教育効果が期待できるためだ。参加者は実際のサービス環境に近い状況でパフォーマンスチューニングを体験し、他社の同期エンジニアとの競争を通じて技術力を高めることができる。

新卒エンジニア合同研修に関する考察

企業横断型の研修プログラムは、単一企業での研修では得られない多様な視点と技術知識の習得を可能にしている。特にGoogle CloudやAWS、Microsoftといった大手テクノロジー企業による最新技術の講義は、参加者のスキルアップに大きく貢献することが期待される。

一方で、研修内容の難易度設定や各企業のエンジニアの技術レベルの差異への対応が課題となる可能性がある。この課題に対しては、事前の技術レベルの把握や、必要に応じたフォローアップセッションの実施などが有効な解決策として考えられる。

今後は参加企業の更なる拡大や、オンライン・オフラインのハイブリッド形式の導入による地方在住者への対応強化が期待される。また、研修後のコミュニティ維持や継続的な学習支援の仕組みづくりも、プログラムの発展に重要な要素となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「採用だけではなく育成を」──日本CTO協会が提示する、エンジニア不足時代の解決策。スタートアップ・中小企業の声に応える企業横断「新卒エンジニア合同研修」が2年目に突入 | 一般社団法人日本CTO協会のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000081310.html, (参照 25-04-09).
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2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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