【CVE-2025-3676】Novel-Plus 3.5.0にSQLインジェクションの脆弱性、ベンダーの対応が不在のまま詳細が公開
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記事の要約
- Novel-Plus 3.5.0にSQLインジェクションの脆弱性が発見
- 検索機能のsortパラメータを介して攻撃が可能
- ベンダーは通知を受けるも対応なし
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Novel-Plus 3.5.0のSQLインジェクション脆弱性
VulDBは2025年4月16日、Novel-Plus 3.5.0の検索機能に重大な脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は/api/front/searchのbooksエンドポイントに存在しており、sortパラメータを通じてSQLインジェクション攻撃が可能になることが判明している。[1]
この脆弱性はCVSS 4.0のスコアで5.3を記録しており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。VulDBは早期にベンダーへ脆弱性情報を通知したが、ベンダーからの対応は得られていない状況が続いている。
現在この脆弱性の詳細な情報は一般に公開されており、リモートから攻撃を仕掛けることが可能な状態となっている。CVE-2025-3676として登録されたこの脆弱性は、CWE-89のSQLインジェクションとCWE-74のインジェクションに分類されている。
Novel-Plus 3.5.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けるバージョン | Novel-Plus 3.5.0 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション、インジェクション |
影響を受ける機能 | /api/front/search/books |
CVSS 4.0スコア | 5.3(MEDIUM) |
攻撃条件 | リモートからの攻撃が可能 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、想定外のSQLコマンドを挿入・実行される脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- データベースの不正アクセスや改ざんが可能
- 機密情報の漏洩やデータの破壊につながる可能性
- Webアプリケーションの深刻な脆弱性として知られる
Novel-Plus 3.5.0の場合、検索機能のsortパラメータを通じてSQLインジェクション攻撃が可能となっている。このような脆弱性は、入力値の適切なバリデーションやプリペアドステートメントの使用によって防ぐことができるが、開発者の対応が必要不可欠である。
Novel-Plus 3.5.0の脆弱性に関する考察
Novel-Plus 3.5.0の脆弱性が公開されたにもかかわらず、ベンダーが対応を行っていない点は深刻な問題として捉える必要がある。特にリモートから攻撃可能な状態で脆弱性の詳細が公開されているため、悪意のある攻撃者による不正アクセスのリスクが非常に高まっている状況だ。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が求められる。特にユーザー入力を受け付ける機能については、SQLインジェクション対策を含む包括的なセキュリティ対策の実装が不可欠だろう。
Novel-Plusの開発チームには、セキュリティインシデントへの迅速な対応体制の構築が望まれる。オープンソースプロジェクトとして、コミュニティとの協力関係を築きながら、継続的なセキュリティ改善を進めていく必要がある。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-3676」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3676, (参照 25-04-25). 1797
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