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トビラシステムズがJCBへフィッシングSMS情報の提供を開始、月間3.8億件のメッセージを98%の精度で検知し金融犯罪対策を強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

トビラシステムズがJCBへフィッシングSMS情報の提供を開始、月間3.8億件のメッセージを98%の精度で検知し金融犯罪対策を強化

PR TIMES より


記事の要約

  • トビラシステムズがJCBへフィッシングSMS情報の提供を開始
  • 2024年のフィッシング報告件数は約172万件で前年比1.4倍
  • 月間3.8億件のメッセージを98%の精度で検知

フィッシング詐欺対策でトビラシステムズとJCBが連携開始

トビラシステムズは2025年4月23日、JCBに対してフィッシングSMSに関する情報提供を開始したことを発表した。フィッシング対策協議会の調査によると2024年のフィッシング報告件数は約172万件に達し、前年から約1.4倍に増加している状況を受けての対応となっている。[1]

警察庁の発表によると2024年のインターネットバンキングに係る不正送金被害は約86億9,000万円に上り、その約9割がフィッシングによる被害であることが判明している。トビラシステムズの調査では銀行やクレジットカード会社など様々な金融機関のブランド名を悪用したフィッシング詐欺のSMSが確認されている状況が続いているのだ。

トビラシステムズの迷惑情報データベースは警察や外部機関、利用者からの情報に加え独自調査情報を統合したもので、月間約3.8億件のメッセージを判定・分析している。このデータベースを活用することで詐欺の恐れがあるSMSを約98%の精度で検知することが可能となっており、JCBのサービス利用者の被害防止に大きく貢献することが期待される。

フィッシングSMS対策の詳細まとめ

項目 詳細
情報提供開始日 2025年4月23日
フィッシング報告件数 約172万件(2024年)
不正送金被害額 約86億9,000万円(2024年)
フィッシング検知精度 約98%
月間処理件数 約3.8億件
データベース情報源 警察、外部機関、利用者、独自調査

フィッシングSMSについて

フィッシングSMSとは、金融機関などを装って個人情報を詐取する目的で送信される不正なショートメッセージのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 実在する金融機関のブランド名を不正に使用
  • 偽のウェブサイトに誘導して個人情報を窃取
  • 巧妙な手口で正規のメッセージと見分けづらい

フィッシングSMSによる被害は増加傾向にあり、2024年の不正送金被害額約86億9,000万円の約9割を占めている。トビラシステムズの迷惑情報データベースによる高精度な検知システムは、このような被害を未然に防ぐための重要な対策として注目されており、JCBとの連携により更なる被害防止効果が期待されている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「トビラシステムズ、JCBへフィッシングSMSに関する情報提供を開始 | トビラシステムズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000034282.html, (参照 25-04-25).
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