【CVE-2025-3173】Project WorldsのOnline Lawyer Management Systemに重大な脆弱性、SQLインジェクション攻撃のリスクが発覚
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記事の要約
- Project WorldsのOnline Lawyer Management System 1.0に重大な脆弱性
- save_booking.phpファイルにSQLインジェクションの脆弱性が存在
- CVSSスコア最大7.3でHigh評価、リモートから攻撃可能
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Online Lawyer Management System 1.0のSQLインジェクション脆弱性
Project WorldsのOnline Lawyer Management System 1.0において、重大な脆弱性が2025年4月3日に公開された。save_booking.phpファイルのlawyer_id引数の処理に関連するSQLインジェクションの脆弱性が確認されており、既に一般に公開されて攻撃に悪用される可能性がある状況となっている。[1]
この脆弱性は特別な権限を必要とせずリモートから攻撃可能であり、CVSSスコアはバージョン3.0および3.1で7.3(High)と評価されている。攻撃者によって情報の漏洩や改ざん、システムの可用性に影響を与える可能性があり、早急な対策が求められる状況となっている。
この脆弱性はCVE-2025-3173として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはSQLインジェクション(CWE-89)とインジェクション(CWE-74)に分類されている。VulDBユーザーのpyj2cveによって報告され、現在は一般に公開された状態となっている。
CVE-2025-3173の詳細情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
対象システム | Project Worlds Online Lawyer Management System 1.0 |
脆弱性タイプ | SQLインジェクション、インジェクション |
CVSSスコア | 7.3 (High) - CVSS v3.0/3.1 |
影響範囲 | 情報漏洩、データ改ざん、可用性への影響 |
公開日 | 2025年4月3日 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つで、外部から入力されたデータが適切にサニタイズされずにSQLクエリに組み込まれることで発生する問題のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- データベースに対する不正なクエリ実行が可能
- 情報漏洩や改ざんのリスクが高い
- システム全体に深刻な影響を及ぼす可能性がある
CVE-2025-3173ではsave_booking.phpファイルのlawyer_id引数の処理において、SQLインジェクションの脆弱性が確認されている。この脆弱性は認証を必要とせずリモートから攻撃可能であり、システムのセキュリティに重大な影響を与える可能性が指摘されている。
Online Lawyer Management Systemの脆弱性に関する考察
Project WorldsのOnline Lawyer Management Systemにおける今回の脆弱性は、法律事務所の顧客情報や案件情報など機密性の高いデータを扱うシステムでの発見という点で特に深刻である。SQLインジェクションの脆弱性は基本的なセキュリティ対策で防ぐことが可能であり、システム開発時の十分なセキュリティレビューが行われていなかった可能性が高いだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、入力値のバリデーションやプリペアドステートメントの使用など、基本的なセキュリティ対策の徹底が求められる。また、定期的なセキュリティ診断やペネトレーションテストの実施によって、新たな脆弱性の早期発見と対策が重要となるだろう。
法律事務所向けシステムという性質上、個人情報保護やデータセキュリティの観点からより一層の注意が必要となる。今後はセキュリティ専門家によるコードレビューの実施や、セキュアコーディングガイドラインの策定など、開発プロセス全体でのセキュリティ強化が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-3173」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3173, (参照 25-04-25). 1834
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