【CVE-2025-3488】WordPressプラグインWPML 3.6.0-4.7.3にXSS脆弱性、投稿者権限で悪用可能
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記事の要約
- WordPressプラグインWPMLに脆弱性が発見
- バージョン3.6.0から4.7.3が影響を受ける
- wpml_language_switcherショートコードに問題
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WordPressプラグインWPML 3.6.0-4.7.3のXSS脆弱性
WordfenceはWordPressのマルチ言語プラグインWPMLに深刻な脆弱性を2025年5月2日に公開した。この脆弱性はバージョン3.6.0から4.7.3に存在し、wpml_language_switcherショートコードを介した格納型クロスサイトスクリプティング攻撃を可能にするものだ。[1]
この脆弱性はCVSS 3.1でスコア6.4(深刻度:中)と評価されており、攻撃者は投稿者以上の権限を持つアカウントでログインすることで悪用が可能となる。攻撃が成功すると、ページにアクセスした他のユーザーに対して任意のスクリプトを実行できるようになるだろう。
脆弱性の原因は、wpml_language_switcherショートコードにおけるユーザー入力の不十分なサニタイズ処理とアウトプットのエスケープ処理にある。この問題により、悪意のあるスクリプトを含むページが作成され、アクセスした他のユーザーに対して攻撃が実行される可能性が生じている。
WPML脆弱性の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-3488 |
影響を受けるバージョン | 3.6.0から4.7.3 |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
必要な権限 | 投稿者以上 |
問題のコンポーネント | wpml_language_switcherショートコード |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトをWebページに挿入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃が成功すると、被害者のブラウザ上で悪意のあるスクリプトが実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などの攻撃に悪用される可能性がある
格納型XSSは特に深刻な脆弱性として知られており、悪意のあるスクリプトがサーバーに保存される特徴を持つ。WPMLの脆弱性では、ショートコードを介して挿入されたスクリプトがWordPressのデータベースに保存され、そのページにアクセスした他のユーザーに対して攻撃が実行される仕組みとなっている。
WPML脆弱性に関する考察
WordPressのプラグイン開発においては、ユーザー入力の適切な検証とエスケープ処理が極めて重要な課題となっている。WPMLのような広く利用されているプラグインでこのような脆弱性が発見されたことは、開発プロセスにおけるセキュリティレビューの重要性を再認識させる機会となるだろう。
今後はWordPressプラグインのセキュリティ対策として、コードレビューの強化や自動化されたセキュリティテストの導入が期待される。特にショートコードのような柔軟な機能を提供する場合、入力値の検証とエスケープ処理を徹底することで、同様の脆弱性の発生を防ぐことが可能になるはずだ。
WPMLユーザーにとっては、この脆弱性への対応が急務となっており、早急なアップデートが推奨される。プラグイン開発者側には、セキュリティアップデートの迅速な提供と、ユーザーへの適切な情報提供が求められている。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-3488」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3488, (参照 25-05-09). 1655
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