セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-14

PHPGurukul Park Ticketing Management System v2.0のHTMLインジェクション脆弱性CVE-2025-45009が公開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PHPGurukul Park Ticketing Management System v2.0の脆弱性が公開された
• normal-search.phpファイルにHTMLインジェクション脆弱性CVE-2025-45009が存在
• リモート攻撃者がsearchdataパラメータ経由で任意のコードを実行可能

PHPGurukul Park Ticketing Management System v2.0の脆弱性情報

MITRE Corporationは2025年4月30日、PHPGurukul Park Ticketing Management System v2.0におけるHTMLインジェクション脆弱性CVE-2025-45009を公開した。この脆弱性により、リモート攻撃者がsearchdataパラメータを悪用して任意のコードを実行できる可能性があるのだ。

この脆弱性は、normal-search.phpファイルに存在する。攻撃者は、このファイルに悪意のあるHTMLコードを送信することで、システムに不正なスクリプトを実行させることができる。これにより、データの改ざん、情報の窃取、システムの乗っ取りなど、深刻な被害が発生する可能性がある。

現在、この脆弱性を修正するためのパッチは公開されていない。PHPGurukul Park Ticketing Management System v2.0を使用しているユーザーは、速やかにシステムのアップデートを行うか、または脆弱性を悪用されないための対策を講じる必要がある。この脆弱性に対する対策としては、入力値の検証やサニタイジング、Webアプリケーションファイアウォールの導入などが考えられる。

脆弱性詳細

詳細情報

HTMLインジェクション脆弱性について

HTMLインジェクションとは、Webアプリケーションがユーザーからの入力値を適切に処理せずに、そのままWebページに表示してしまう脆弱性のことだ。攻撃者はこの脆弱性を悪用して、悪意のあるHTMLコードをWebページに挿入することができる。

• 悪意のあるJavaScriptコードの実行
• ユーザーのセッション情報の窃取
• クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃

HTMLインジェクション脆弱性を防ぐためには、ユーザーからの入力値を適切にサニタイジングする必要がある。また、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)などのセキュリティ対策を導入することも有効だ。

CVE-2025-45009に関する考察

PHPGurukul Park Ticketing Management System v2.0におけるCVE-2025-45009の発見は、Webアプリケーションのセキュリティの重要性を改めて示している。迅速なパッチ適用と、入力値の適切な検証が不可欠だ。この脆弱性によって、システムの改ざん、データ漏洩、サービス停止といった深刻な被害が発生する可能性がある。

今後、同様の脆弱性が他のWebアプリケーションでも発見される可能性がある。開発者は、セキュリティに関するベストプラクティスを遵守し、安全なWebアプリケーションを開発する必要がある。定期的なセキュリティ監査の実施も重要であり、脆弱性の早期発見と対応が求められるだろう。

さらに、ユーザー側もセキュリティ意識を高め、怪しいリンクをクリックしたり、不審なファイルを開いたりしないように注意する必要がある。セキュリティに関する教育や啓発活動の推進も重要だ。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-45009」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-45009, (参照 25-05-14).
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