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三菱電機、CC-Link IE TSN製品の脆弱性CVE-2025-3511を公開、サービス拒否攻撃への対策を呼びかけ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 三菱電機がCC-Link IE TSN製品の脆弱性を公開
  • 不正なUDPパケット送信によるサービス拒否攻撃が可能
  • バージョン09以前の製品が影響を受ける

三菱電機CC-Link IE TSN製品の脆弱性情報公開

三菱電機株式会社は2025年4月25日、CC-Link IE TSN Remote I/Oモジュール、CC-Link IE TSN Analog-Digital Converterモジュール、CC-Link IE TSN Digital-Analog Converterモジュール、CC-Link IE TSN FPGAモジュール、およびCC-Link IE TSN Remote Station Communication LSI CP620 with GbE-PHYにおける脆弱性情報を公開した。この脆弱性は、入力における指定数量の検証が不適切であることが原因で発生する。 特に、不正なUDPパケットを送信することで、サービス拒否状態を引き起こす可能性があるのだ。

この脆弱性(CVE-2025-3511)は、リモートの認証されていない攻撃者によって悪用される可能性がある。攻撃者は特別に細工されたUDPパケットを送信することで、対象製品のサービスを停止させることができる。そのため、迅速な対策が求められる。影響を受ける製品は、複数のCC-Link IE TSNモジュールとLSIが含まれる。

三菱電機は、この脆弱性に対する修正プログラムを提供している。影響を受ける製品のユーザーは、速やかに修正プログラムを適用し、システムのセキュリティを強化する必要がある。この脆弱性情報は、三菱電機のPSIRT(Product Security Incident Response Team)によって公開された。迅速な対応によって、潜在的なリスクを軽減することができるのだ。

この脆弱性情報は、三菱電機のPSIRT(Product Security Incident Response Team)によって公開された。迅速な対応によって、潜在的なリスクを軽減することができるのだ。

影響を受ける製品とバージョン

製品名 影響を受けるバージョン
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-32D 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-32T 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-32TE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-32DT 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-32DTE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-32D 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-32T 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-32TE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-32DT 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-32DTE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GNCF1-32D 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GNCF1-32T 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GNCE3-32D 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GNCE3-32DT 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN12A4-16D 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN12A4-16DE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN12A2-16T 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN12A2-16TE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN12A42-16DT 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN12A42-16DTE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-16D 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-16T 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2S1-16TE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-16D 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-16T 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote I/O module NZ2GN2B1-16TE 09およびそれ以前
CC-Link IE TSN Analog-Digital Converter module NZ2GN2S-60AD4 07およびそれ以前
CC-Link IE TSN Analog-Digital Converter module NZ2GN2B-60AD4 07およびそれ以前
CC-Link IE TSN Digital-Analog Converter module NZ2GN2S-60DA4 07およびそれ以前
CC-Link IE TSN Digital-Analog Converter module NZ2GN2B-60DA4 07およびそれ以前
CC-Link IE TSN FPGA module NZ2GN2S-D41P01 01
CC-Link IE TSN FPGA module NZ2GN2S-D41D01 01
CC-Link IE TSN FPGA module NZ2GN2S-D41PD02 01
CC-Link IE TSN Remote Station Communication LSI CP620 with GbE-PHY NZ2GACP620-300 1.08Jおよびそれ以前
CC-Link IE TSN Remote Station Communication LSI CP620 with GbE-PHY NZ2GACP620-60 1.08Jおよびそれ以前
三菱電機セキュリティ情報

CVE-2025-3511に関する解説

CVE-2025-3511は、三菱電機のCC-Link IE TSN製品におけるサービス拒否(DoS)脆弱性に関する識別子だ。この脆弱性は、入力における指定数量の検証が不適切であることが原因で発生する。

  • リモートからの攻撃が可能
  • 認証不要で攻撃を実行できる
  • 特別に細工されたUDPパケットが使用される

この脆弱性は、リモートの攻撃者によって悪用され、サービス拒否攻撃を引き起こす可能性がある。そのため、迅速な対策が不可欠である。

CVE-2025-3511に関する考察

今回の脆弱性情報は、三菱電機の製品セキュリティに対する取り組みの重要性を改めて示している。迅速な情報公開と修正プログラムの提供は評価できる点だ。しかし、今後、より複雑で高度な攻撃手法が登場する可能性も考慮する必要がある。攻撃者は、この脆弱性を他の攻撃と組み合わせることで、より大きな被害をもたらす可能性があるだろう。

そのため、三菱電機は、継続的なセキュリティ監視と脆弱性対策の強化に努めるべきだ。また、ユーザーに対しても、定期的なソフトウェアアップデートの適用やセキュリティ意識の向上のための教育などを実施することが重要となるだろう。さらに、将来的な製品開発においては、セキュリティを最優先事項として考慮し、より堅牢な設計を行うことが求められる。

ユーザーは、三菱電機から提供される修正プログラムを速やかに適用し、システムのセキュリティを維持する必要がある。また、セキュリティに関する最新情報を常に確認し、適切な対策を講じることで、リスクを最小限に抑えることができるだろう。今後の三菱電機のセキュリティ対策への取り組みにも期待したい。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-3511」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3511, (参照 25-05-17).
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