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公開：2025-05-22

エクイニクス、ジャカルタに初のAI対応データセンターJK1を開設、インドネシアデジタル経済を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エクイニクスがジャカルタに初のAI対応データセンターJK1を開設
• 50以上のネットワークサービスプロバイダへのアクセスを提供
• インドネシアのデジタル経済発展に貢献

エクイニクス、ジャカルタに初のAI対応データセンターを開設

エクイニクスは2025年5月15日、インドネシアのジャカルタに初のInternational Business Exchange (IBXR) データセンター「JK1」を開設したと発表した。このデータセンターは、50以上のグローバルおよびローカルのネットワークサービスプロバイダやインターネットエクスチェンジへのアクセスを提供し、インドネシアで事業を拡大する企業をサポートする強固なエコシステムを形成するのだ。

JK1は8階建ての施設で、第1フェーズでは550キャビネットを提供し、全面稼働時には合計1,600キャビネット、5,300平方メートルのコロケーションスペースを提供する予定である。Equinix FabricRやEquinix Internet AccessRなどのインターコネクションサービスを提供し、インドネシア企業が独自のエコシステムを構築し、デジタル機会を活用できるようにするのだ。

このデータセンターは、再生可能エネルギー証書（REC）の購入を通じて、100%再生可能エネルギーで運用される。設計には最新のサステナビリティ環境を取り入れており、クーリングアレイや液体冷却技術などの革新的なテクノロジーを活用して、AIなどの高密度・高性能コンピューターワークロードの効率的な熱管理を実現している。

JK1はジャカルタの中心業務地区（CBD）に位置し、この地域の主要なインターネットエクスチェンジに近接している。そのため、インドネシア企業はグローバルに高度に接続されたIBXの豊富なネットワークにアクセスすることが可能だ。

データセンターJK1の概要

Equinixプレスリリース

AI対応データセンターの技術

JK1はAIなどの高密度・高性能コンピューターワークロードに対応するため、最新の冷却技術を採用している。具体的には、クーリングアレイや液体冷却技術が用いられ、効率的な熱管理を実現しているのだ。

• 液体冷却技術
• クーリングアレイ
• 高密度ワークロード対応

これらの技術により、データセンターの運用効率が向上し、省エネルギーにも貢献する。また、AI処理に必要な高い処理能力と信頼性を確保できるのだ。

JK1に関する考察

JK1の開設は、インドネシアのデジタル経済発展に大きく貢献するだろう。グローバル企業の進出を促進し、雇用創出や経済活性化につながる可能性が高い。しかし、データセンターの運用には、電力供給や冷却システムの安定性といった課題も存在する。

今後、インドネシアにおけるデジタル化の進展に伴い、データセンターへの需要はさらに増加すると予想される。そのため、エクイニクスはJK1の拡張や新たなデータセンターの建設を検討する必要があるだろう。また、サイバーセキュリティ対策の強化も重要となる。データセンターは、重要なインフラであるため、高度なセキュリティ対策が不可欠だ。

さらに、持続可能な社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの活用を推進していくことが重要である。JK1は既に100%再生可能エネルギーで運用されているが、更なる省エネルギー化技術の導入や、再生可能エネルギーの比率を高める取り組みを進めるべきだ。

参考サイト

1. ^ 米Equinix. 「エクイニクス、ジャカルタに高密度エコシステムを備えた同社初のAI対応データセンターを開設」. https://www.equinix.com/jp/ja/newsroom/press-releases/2025/05/-ai-, (参照 25-05-22).
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