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SECURITY

公開：2025-05-22

パナソニックEWネットワークス、スマートビルディングサービス「SGNIS」提案開始、設備統合とセキュリティ強化でビル管理を最適化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パナソニックEWネットワークスがスマートビルディングサービス「SGNIS」を提案開始
• 照明・ITV設備・入退室管理システムなどを統合管理
• サイバーセキュリティ対策を含むビル向けSOCサービスも提供

パナソニックEWネットワークス、スマートビルディングサービス「SGNIS」提案開始

パナソニックEWネットワークス株式会社は2025年5月20日、スマートビルディングサービス「SGNIS（スグニス）」の提案を開始した。本サービスは、従来独立していた照明、ITV設備、入退室管理などの制御システムを一元管理できるネットワークを構築するものである。

エネルギー効率向上や人手不足への対応、Society 5.0やカーボンニュートラルへの取り組みといった社会課題への対応が求められる中、本サービスはビル全体のスマート化に貢献する。ビル内外の各種システムを統合することで、ネットワーク効率の最適化、データ利活用によるコスト削減や人手不足の緩和、生産性向上などの価値創出が期待できるのだ。

さらに、増加傾向にあるサイバー攻撃への対策として、高度な専門知識を必要とするビル向けサイバーセキュリティ対策の運用支援も提供する。ネットワークを軸とした設備システムとビル向けSOCサービスをワンストップで提供することで、新築・既築ビルのスマートビル化を促進するとしている。

本サービスは、後から新設備システムを柔軟に追加し、一元管理できる「設備統合ネットワーク」を構築する。設備毎の通信インフラの重複を避け、コスト削減も実現可能だ。国内外200を超える自社工場の監視実績のあるパナソニック品質のセキュリティ監視サービスで、一元化したシステムのセキュリティを担保する。

SGNISサービス概要

SGNIS特設ページ

SOC（Security Operation Center）について

SOCとは、ネットワークを監視しサイバー攻撃の脅威を検知・分析、対応策の検討を行う専門組織のことだ。SGNISでは、このSOCサービスも提供することで、ビル全体のセキュリティ対策を強化する。

• 24時間365日の監視体制
• 高度な脅威検知技術
• 迅速なインシデント対応

高度なセキュリティ対策は、スマートビルディングにおいて不可欠な要素である。SGNISは、これらの機能を提供することで、安全で安心なビル環境を実現するのだ。

SGNISに関する考察

SGNISは、スマートビルディング化の推進に大きく貢献するサービスである。設備の一元管理による効率化やコスト削減、そして高度なサイバーセキュリティ対策は、現代のビル管理において非常に重要な要素だ。しかし、導入にあたっては、既存システムとの互換性や、導入コスト、運用コストなどの課題も考慮する必要があるだろう。

今後起こりうる問題としては、システムの複雑化による運用管理の負担増加や、予期せぬシステム障害などが考えられる。これらへの対策として、丁寧な導入支援や、24時間365日のサポート体制の構築が重要となる。また、システムの拡張性や柔軟性を確保することで、将来的なニーズの変化にも対応できるよう設計する必要があるだろう。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用した予知保全機能や、エネルギー消費量の最適化機能などが挙げられる。これらの機能により、さらに効率的なビル管理を実現し、持続可能な社会の実現に貢献できるだろう。パナソニックEWネットワークスには、SGNISの更なる進化と普及に期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「独立した設備システムを統合し、一元管理できるネットワークを構築するスマートビルディングサービス「SGNIS（スグニス）」を提案開始 | パナソニックグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006252.000003442.html, (参照 25-05-22).
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