公開:

TOTOLINK N300RHの深刻な脆弱性CVE-2025-4851が公開、コマンドインジェクションのリスクに注意

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINK N300RHの脆弱性CVE-2025-4851が公開された
  • cstecgi.cgiのsetUploadUserData関数にコマンドインジェクションの脆弱性あり
  • バージョン6.1c.1390_B20191101が影響を受ける

TOTOLINK N300RHの脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月18日、TOTOLINK N300RHルーターの脆弱性CVE-2025-4851に関する情報を公開した。この脆弱性は、深刻度が「MEDIUM」と評価されており、リモートから攻撃が可能であることが明らかになっている。

脆弱性の原因は、/cgi-bin/cstecgi.cgiファイルのsetUploadUserData関数にあるFileName引数の操作によるコマンドインジェクションだ。攻撃者はこの脆弱性を悪用することで、システムへの不正アクセスやデータ改ざんなどを行う可能性がある。

現在、TOTOLINK社は公式ウェブサイトでこの脆弱性に関する情報を公開しておらず、具体的な対策についても発表されていない。ユーザーは、この脆弱性に関する情報を入手し、適切な対策を講じる必要がある。

TOTOLINK N300RH脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性名 CVE-2025-4851
影響を受ける製品 TOTOLINK N300RH
影響を受けるバージョン 6.1c.1390_B20191101
脆弱性の種類 コマンドインジェクション
深刻度 MEDIUM
CVSSスコア 5.3, 6.3, 6.3, 6.5
公開日 2025-05-18
報告者 DaddyShark (VulDB User)
VulDB

コマンドインジェクションについて

コマンドインジェクションとは、攻撃者が悪意のあるコマンドをアプリケーションに挿入し、システムを不正に操作する攻撃手法である。この攻撃は、アプリケーションがユーザーからの入力を適切に検証・サニタイズせずに、直接システムコマンドとして実行してしまう場合に発生する。

  • ユーザー入力の検証不足
  • 適切なサニタイゼーションの欠如
  • 権限の昇格

コマンドインジェクションを防ぐためには、ユーザー入力の検証とサニタイゼーションを徹底し、最小限の権限でアプリケーションを実行することが重要だ。適切なセキュリティ対策を講じることで、システムへの不正アクセスやデータ漏洩などのリスクを軽減できる。

CVE-2025-4851に関する考察

TOTOLINK N300RHの脆弱性CVE-2025-4851は、コマンドインジェクションという深刻な脆弱性であり、迅速な対応が必要だ。TOTOLINK社は、早急にファームウェアのアップデートを提供し、この脆弱性を修正する必要がある。ユーザーは、アップデートが提供されるまで、ルーターへのアクセスを制限するなどの対策を講じるべきだろう。

今後、同様の脆弱性が他のTOTOLINK製品にも存在する可能性がある。TOTOLINK社は、自社製品全体のセキュリティ監査を実施し、潜在的な脆弱性を洗い出す必要がある。また、セキュリティに関する情報を積極的に公開し、ユーザーへの啓発活動を行うことも重要だ。

この脆弱性の発見は、IoTデバイスのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。開発者は、セキュリティを考慮した設計・開発を行い、ユーザーは、常に最新のファームウェアを使用するなど、セキュリティ対策を意識した運用を行うべきである。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4851」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4851, (参照 25-05-27).
  2. 2354

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。