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TOTOLINK N150RT 3.4.0-B20190525のクロスサイトスクリプティング脆弱性CVE-2025-4461が公開

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINK N150RT 3.4.0-B20190525における脆弱性を公開した
  • Virtual Server Pageにクロスサイトスクリプティング脆弱性CVE-2025-4461が存在する
  • リモートから攻撃が可能で、CVSSスコアは4.8(MEDIUM)である

TOTOLINK N150RTの脆弱性情報

VulDBは2025年5月9日、TOTOLINK N150RTルーターのファームウェアバージョン3.4.0-B20190525において、深刻なセキュリティ脆弱性を公開した。この脆弱性は、Virtual Server Pageと呼ばれるコンポーネントに存在するクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性である。

この脆弱性を利用すると、攻撃者は悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザに実行させることが可能になる。これにより、ユーザーのセッション情報を盗まれたり、個人情報が漏洩したりする可能性があるのだ。リモートからの攻撃が可能であるため、インターネットに接続されている全てのTOTOLINK N150RT 3.4.0-B20190525が危険にさらされている。

脆弱性の深刻度はCVSS v4で4.8(MEDIUM)と評価されており、早急な対策が必要だ。TOTOLINK社は、この脆弱性に対するパッチをリリースする予定であるか、あるいは既にリリースしている可能性がある。ユーザーは、TOTOLINK社の公式ウェブサイトを確認し、最新のファームウェアにアップデートすることを強く推奨する。

この脆弱性は、lcyf-fizz氏によって発見され、VulDB(VDB-308080)に報告された。公開された情報は、脆弱性の詳細や攻撃方法に関する情報を含んでいるため、悪用される可能性もある。

脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性名 クロスサイトスクリプティング(XSS)
CVE ID CVE-2025-4461
影響を受ける製品 TOTOLINK N150RT
影響を受けるバージョン 3.4.0-B20190525
CVSS v4 スコア 4.8 (MEDIUM)
攻撃ベクトル ネットワーク(AV:N)
攻撃複雑性 低(AC:L)
認証 高(PR:H)
ユーザーインターフェース 必須(UI:P)
公開日 2025-05-09
VulDB

クロスサイトスクリプティング(XSS)について

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つである。攻撃者は、悪意のあるJavaScriptコードなどをWebサイトに埋め込み、ユーザーがそのWebサイトにアクセスした際に、そのコードを実行させることができる。

  • ユーザーのセッション情報を盗む
  • 個人情報を盗む
  • 悪意のあるサイトにリダイレクトする

XSS攻撃を防ぐためには、Webアプリケーションの入力値を適切にサニタイズしたり、出力値をエンコードしたりする必要がある。また、最新のセキュリティパッチを適用することも重要だ。

CVE-2025-4461に関する考察

TOTOLINK N150RTにおけるCVE-2025-4461の発見は、IoTデバイスのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。迅速なパッチ適用は、ユーザーの安全を守る上で不可欠だ。しかし、古いファームウェアを使い続けているユーザーも多く、パッチ適用率が低い可能性も懸念される。

この脆弱性によって、個人情報や機密データの漏洩といった深刻な被害が発生する可能性がある。そのため、TOTOLINK社は、ユーザーへの情報提供を徹底し、アップデートを促すための積極的な対策を行うべきだ。また、ユーザー側も、定期的なファームウェアアップデートを行うなど、セキュリティ意識を高める必要がある。

将来的には、IoTデバイスのセキュリティを強化するための技術開発や、セキュリティに関する教育の普及が重要となるだろう。より安全なIoT社会を実現するためには、企業とユーザー双方の努力が必要不可欠だ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4461」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4461, (参照 25-05-27).
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