SEQSENSEが警備ロボットSQ-2を虎ノ門ヒルズで本格稼働開始、約30フロアの大規模施設での警備業務効率化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

SEQSENSE株式会社は、テイケイ株式会社の協力のもと、自律移動型警備ロボット「SQ-2」を2024年12月1日から虎ノ門ヒルズステーションタワーで本格稼働させた。労働力不足への解決策として開発されたSQ-2は、2019年のローンチ以降、日本全国での導入実績を重ねている。^[1]

地上49階建て、高さ約266mの虎ノ門ヒルズステーションタワーでは、エレベーター連動によるフロア移動システムを活用し約30フロアの巡回を実現した。SQ-2の導入により、日中は商業フロア、夜間はオフィスフロアの警備業務の効率化が可能となっている。

SQ-2は3次元センサー技術や自己位置推定アルゴリズムなどの高度なテクノロジーを搭載している。独自の3D LiDARを活用することで、警備対象物件の詳細な3次元マッピングや移動歩行者の発見、環境変化の検出が可能となっている。

3D LiDARとは、レーザー光を照射して物体までの距離を測定する技術で、高精度な3次元空間認識を可能にするセンサーシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

SQ-2に搭載されている独自の3D LiDARは、警備対象物件の詳細な3次元データを取得し、効率的な警備業務を実現している。クラウドシステムと連携することで、遠隔での警備業務や立哨業務にも活用され、人手不足が深刻な警備業界の課題解決に貢献している。

虎ノ門ヒルズステーションタワーでのSQ-2の導入は、大規模施設における警備業務の効率化という点で画期的な取り組みとなっている。エレベーター連動システムによる約30フロアの巡回は、警備員の業務負担を大幅に軽減し、人手不足解消への有効な解決策となるだろう。

今後は施設内の予期せぬ状況への対応や、複数のロボット間の連携による効率的な警備体制の構築が課題となる可能性がある。SEQSENSEには、AIやセンサー技術のさらなる進化により、より高度な判断能力や環境認識機能の実装が期待される。

警備ロボットの社会実装は、労働力不足という社会課題の解決に向けた重要な一歩となっている。実際の警備現場での運用データの蓄積と分析により、より効果的な警備システムの開発が進むことが望まれる。

^ PR TIMES. 「虎ノ門ヒルズステーションタワーにて警備ロボット「SQ-2」の本格稼働を開始 | SEQSENSE株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000025363.html, (参照 24-12-03).

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