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公開：2024-12-04

DatadogがAWSモニタリング機能を強化、AI/MLやサーバーレス環境の包括的な監視を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• DatadogがAWS環境モニタリング機能を強化
• AI/MLやサーバーレス環境の監視に対応
• 100以上のAWSサービスとの連携を実現

DatadogのAWSモニタリング機能強化とAI/ML対応の拡充

Datadog Japan合同会社は2024年12月3日、AWS re:Inventにおいて、Amazon Web Services向けのモニタリング製品ポートフォリオへの投資を継続すると発表した。モニタリング製品ポートフォリオはAI/MLアプリケーションやサーバーレス、コンテナ化された環境など、技術スタックのあらゆる側面を網羅する形で提供されている。^[1]

Datadogが提供する100以上のユニークなAWSサービスインテグレーションには、AWS TrainiumとAWS Inferentia MLチップのモニタリング機能が含まれ、モデルのパフォーマンスとリソース効率の最適化が可能となった。Amazon Q、Amazon Bedrock、Amazon SageMakerといったAWSのAIサービスに対する包括的なモニタリングを実現している。

AppFolio、Cash App、andsafeなどの企業は、Datadogの提供する100以上のAWSサービスインテグレーションを活用してAWS環境のモニタリングを実施している。企業規模のオブザーバビリティの実現に向けて、AI/ML、クラウド移行、サーバーレスなど、多岐にわたる領域でのリソースモニタリングと最適化が可能となった。

DatadogのAWSモニタリング機能まとめ

オブザーバビリティについて

オブザーバビリティとは、システムの内部状態を外部から観測可能にする特性のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• システムの健全性と性能をリアルタイムで監視
• 問題の早期発見と原因特定を実現
• データ収集、分析、可視化を統合的に実行

Datadogが提供するオブザーバビリティプラットフォームは、インフラストラクチャーのモニタリングからアプリケーションパフォーマンス、ログ管理まで包括的な監視機能を備えている。AWS環境における様々なサービスと連携することで、クラウドリソースの効率的な運用と管理を可能にしているのだ。

DatadogのAWSモニタリング機能強化に関する考察

DatadogのAWSモニタリング機能強化は、クラウドネイティブ環境における運用効率の向上とコスト最適化の実現に大きく貢献する可能性を持っている。特にAI/MLワークロードのモニタリングに対応したことで、企業のAI導入における障壁を下げ、より効率的なリソース管理が可能になるだろう。

一方で、増加するAWSサービスとの連携に伴い、設定の複雑化やデータ量の増大による運用負荷の増加が懸念される。Datadogには直感的なユーザーインターフェースの提供と、自動化機能のさらなる強化によって、これらの課題に対応することが求められているのだ。

今後はさらなるAIサービスの登場やクラウドネイティブ技術の進化が予想されるため、モニタリング機能の拡充だけでなく、予測分析や自動最適化といった高度な機能の提供が期待される。DatadogがAWSエコシステムにおいて、より重要な役割を果たすことになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Datadog、re:InventでAI/MLおよびAWSに対する高度なモニタリング機能に焦点を当て紹介 | Datadog Japan合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000077474.html, (参照 24-12-04).

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