DX

ディーエックス

公開：2024-08-08

Will SmartがDX-Core連携サイネージシステムを新虎安田ビルに提供、電力使用量と災害時情報の可視化を実現

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• Will SmartがDX-Coreと連携したサイネージシステムを提供
• 新虎安田ビルに電力使用量等を可視化するシステムを導入
• 災害時の安全情報も表示可能な機能を実装

Will SmartによるDX-Core連携サイネージシステムの提供

株式会社Will Smartは、安田不動産株式会社が開発を推進し清水建設株式会社が施工した複合施設「新虎安田ビル」に、清水建設が開発・提供する建物オペレーションシステム「DX-Core」と連携したデジタルサイネージ配信システムを提供した。このシステムは、API連携によりサイネージ上で電力使用量及び施設内設備の稼働状況を可視化することが可能となっている。^[1]

通常時はビル全体の電力使用量等を表示し、災害発生時にはエレベーターの稼働状況および各フロアの災害情報に表示を切り替えることができる。このシステムの導入により、安心して利用できるオフィスビルの実現に貢献している。Will Smartは今後も、移動者の利便性向上を目指し、モビリティ業界の顧客との共創による社会課題の解決に取り組んでいくとしている。

Will Smartが提供するシステムは、WEBページ生成サーバとデジタルサイネージ配信管理システム「Will-Sign」で構成されている。WEBページ生成サーバは「DX-Core」からデータを取得してコンテンツを生成し、「Will-Sign」がそれをビル内のデジタルサイネージに表示する。遠隔での配信管理が可能なため、複数拠点での配信作業の負担を大幅に軽減できるのが特徴だ。

新虎安田ビルのDX-Core連携サイネージシステムの機能まとめ

API連携について

API連携とは、異なるソフトウェアやシステム間でデータやサービスを効率的に共有・交換するための仕組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• システム間の効率的なデータ交換を実現
• リアルタイムでの情報更新が可能
• 異なるプラットフォーム間での連携を容易にする

API連携を活用することで、異なるシステムやサービス間でシームレスにデータを共有し、機能を拡張することが可能となる。Will SmartのデジタルサイネージシステムとDX-Coreとの連携では、このAPI連携技術を活用することで、ビルの電力使用量や設備稼働状況などのリアルタイムデータを効率的に取得し、サイネージに表示することを実現している。

デジタルサイネージシステムの今後に関する考察

デジタルサイネージシステムの普及に伴い、個人情報の取り扱いやデータセキュリティに関する問題が顕在化する可能性がある。特に、災害時の情報表示において、個人の位置情報や状態を詳細に表示する場合、プライバシー保護との兼ね合いが課題となるだろう。また、システムの複雑化に伴い、サイバー攻撃のリスクも高まることが予想される。

今後、AIを活用した動的コンテンツ生成機能の追加が期待される。利用者の行動パターンや時間帯に応じて最適な情報を自動的に表示することで、より効果的な情報伝達が可能になるだろう。さらに、AR技術との統合により、スマートフォンなどの個人デバイスとの連携を強化し、よりパーソナライズされた情報提供が実現できる可能性がある。

デジタルサイネージシステムは、今後ますますスマートビルディングの中核技術として進化していくことが予想される。エネルギー管理システムやセキュリティシステムとの更なる連携により、ビル全体の最適化や災害時の迅速な対応が可能になるだろう。同時に、ユーザーインターフェースの改善や多言語対応の強化など、より幅広い利用者層をカバーする機能の拡充にも期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「本年2月竣工の新虎安田ビルに電力使用量等を可視化するサイネージシステムを提供 | 株式会社Will Smartのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000025260.html, (参照 24-08-08).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧