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公開：2024-12-09

セブン-イレブンと京王運輸が京王井の頭線で鉄道配送を開始、物流2024年問題への対応として実証実験を実施

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• セブン-イレブンと京王運輸が鉄道による商品配送を開始
• 京王井の頭線の駅構内店舗で実証実験を実施
• チルド温度帯商品から配送を開始し順次拡大予定

セブン-イレブンと京王運輸が鉄道を活用した商品配送の実証実験を開始

セブン-イレブン・ジャパンと京王運輸は、京王井の頭線駅構内の店舗において鉄道による商品配送の実証実験を2024年12月10日から開始する。京王運輸の配送員が永福町駅で電車に商品を積み込み、高井戸駅・久我山駅・吉祥寺駅の各駅でチルド温度帯の商品を納品するシステムを構築している。^[1]

本実証実験では、京王ストアが運営するセブン-イレブン店舗が対象となり、永福町駅から各駅へ鉄道を利用した商品配送を実施することで物流効率の向上を目指している。配送トラック台数の削減や最適な配送コースの編成により、配送ドライバーの労働時間の改善だけでなく環境負荷の低減も期待できる取り組みだ。

セブン-イレブンは効率的かつ持続可能な配送の実現を目指し、京王運輸は鉄道を活用した物流事業の拡大を目指している。両社の目標が合致したことで本実証実験が実現し、今後は対象カテゴリーの拡大も検討されている。

鉄道による商品配送実証実験の概要

物流2024年問題について

物流2024年問題とは、トラックドライバーの労働時間に関する規制強化により、物流業界全体で深刻な人手不足や配送能力の低下が懸念される問題のことを指す。主な課題として以下のような点が挙げられる。

• トラックドライバーの労働時間規制強化による人手不足
• eコマース市場の拡大に伴う配送需要の増加
• 環境負荷低減と効率的な配送の両立

物流業界では2024年問題への対応として、鉄道や自動運転など新たな輸送手段の活用や配送の効率化が進められている。セブン-イレブンと京王運輸による鉄道配送の実証実験も、この物流2024年問題への対応策の一環として位置づけられているのだ。

参考サイト

1. ^ 京王電鉄. 「セブン‐イレブンと京王グループ 鉄道による商品配送開始」. https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/pdf/nr20241206_haisou.pdf, (参照 24-12-09).

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