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公開：2024-12-09

ユニアデックスが駒澤大学のITインフラをMicrosoft AzureとRubrikで刷新、ランサムウェア対策を強化し業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ユニアデックスが駒澤大学のITインフラをクラウド化
• Microsoft AzureとRubrikを組み合わせた基盤を構築
• ランサムウェア対策と業務系システムの安定稼働を実現

ユニアデックスが駒澤大学のITインフラをMicrosoft AzureとRubrikで刷新

ユニアデックス株式会社は2024年12月4日、駒澤大学のITインフラをMicrosoft Azureを利用した仮想基盤の業務系システムに移行し、ランサムウェア対策としてデータセキュリティソリューション「Rubrik for Cloud-Native Protection」を導入したと発表した。業務系統合クラウド基盤の設計から構築、保守サポートまでを一貫して行い、システムの安定稼働を実現している。^[1]

駒澤大学では従来オンプレミスの仮想環境で業務系システムを運用していたが、災害対策とBCPの観点から学内設置にリスクがあり、業務システム基盤の最適な移行が喫緊の課題となっていた。新基盤では財務や人事、資産管理、PC教場の予約管理、教職員・学生の認証システムなどを移行し、安定運用を実現している。

新たなクラウド基盤の構築により、駒澤大学はオンプレミス環境で時間を割かれていた障害対応などの業務負荷が大幅に軽減された。Microsoft Azureとの親和性が高く強固なランサムウェア対策が可能なRubrikの導入により、データバックアップの運用も開始している。

駒澤大学のクラウド移行プロジェクトまとめ

ランサムウェア対策について

ランサムウェア対策とは、コンピュータシステムやデータを不正に暗号化して身代金を要求するマルウェアに対する防御施策のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• データの定期的なバックアップと暗号化保護
• 不正アクセスの検知と遮断機能
• システムの復旧とデータの完全性確保

駒澤大学のケースでは、Rubrik for Cloud-Native Protectionを導入することで、Microsoft Azure環境におけるデータバックアップの強化とランサムウェア対策を実現している。Rubrikの導入により、バックアップデータの改ざん検知や攻撃の影響範囲の特定が可能となり、早期復旧への対応力が向上している。

クラウド移行とセキュリティ強化に関する考察

ユニアデックスによる駒澤大学のクラウド移行プロジェクトは、教育機関におけるITインフラの近代化とセキュリティ強化の好例となっている。Microsoft AzureとRubrikの組み合わせにより、運用管理の効率化とランサムウェア対策の両立を実現したことは、今後の教育機関のDX推進における重要なモデルケースとなるだろう。

しかし今後は、クラウド環境特有のセキュリティリスクや、システム間連携における新たな脆弱性への対応が課題となる可能性がある。継続的なセキュリティアセスメントと、新たな脅威に対する防御策の更新が必要不可欠となるだろう。

今後はAIを活用したセキュリティ監視や、ゼロトラストアーキテクチャの導入など、さらなるセキュリティ強化施策の検討も期待される。教育現場のデジタル化が進む中、安全性と利便性を両立させたITインフラの構築がより一層重要になっていくと考えられる。

参考サイト

1. ^ ユニアデックス株式会社. 「ユニアデックス、駒澤大学のITインフラを「Microsoft Azure」と「Rubrik for Cloud-Native Protection」を組み合わせて構築｜ユニアデックス株式会社」. https://www.uniadex.co.jp/news/2024/20241204_komazawa-u-itinfra.html, (参照 24-12-09).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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