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公開：2024-12-11

三井物産子会社発行の金価格連動型ステーブルコインZPGがZaifに上場、デジタル資産による資産運用の選択肢が拡大

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 三井物産子会社発行のZPGがZaifに上場決定
• 金価格連動型ステーブルコインとして機能を提供
• コイン積立やかんたん売買など複数サービスで取扱開始

暗号資産取引所ZaifでのZPG上場概要

株式会社Zaifは2024年12月9日、三井物産デジタルコモディティーズが発行する暗号資産ジパングコイン（ZPG）を2024年12月23日に上場することを発表した。ZPGは金の現物価格と概ね連動するように設計されたステーブルコインであり、インフレヘッジ効果と小口取引の利便性を兼ね備えている。^[1]

Zaifでの取扱サービスとして、かんたん売買とZaifコイン積立の2つの機能が提供されることが決定した。取引開始のスケジュールでは、12月23日14時からコイン積立、15時からかんたん売買が開始され、翌24日11時からはモバイルアプリでの取扱いも開始される予定だ。

ZPGは2022年2月に発行された暗号資産で、1ZPGの価格が金1グラム分の価格と同じになることを目指している。金の価値に連動する特性により、インフレーションに対するヘッジ手段として機能することが期待されている。

ZPGの取扱開始スケジュール

ZPGの詳細はこちら

ステーブルコインについて

ステーブルコインとは、法定通貨や金などの価値の安定した資産と連動するように設計された暗号資産のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 価格変動が小さく安定した価値を維持
• 既存の資産との価値連動による信頼性確保
• デジタル資産としての利便性と流動性を提供

暗号資産において価格の安定性は重要な課題となっているが、ステーブルコインは特定の資産と価値を連動させることでボラティリティを抑制している。ZPGは金という実物資産を基準とすることで、デジタル資産でありながら実体経済との結びつきを強化している。

ZPGの上場に関する考察

ZPGのZaif上場は、日本の暗号資産市場における金価格連動型ステーブルコインの普及において重要な一歩となる可能性が高い。大手商社の子会社が発行体となることで信用力が担保され、従来の暗号資産が抱える信頼性の課題を解決する新たな選択肢となるだろう。

金価格との連動性を持つZPGは、インフレ対策としての需要が高まる可能性を秘めている。デジタル資産でありながら実物資産との価値連動性を確保することで、暗号資産市場における新たな投資手段として注目を集めることが予想される。

今後は取引所間での取扱いの拡大やユースケースの多様化が期待される。暗号資産の価格変動リスクを懸念する投資家にとって、金という伝統的な価値保存手段とデジタル技術を組み合わせたZPGは、新たな資産運用の選択肢となる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「ジパングコイン（ZPG）」2024年12月23日（月）にZaifで上場決定！ | 株式会社Ｚａｉｆのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000138585.html, (参照 24-12-11).

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