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【CVE-2024-11138】DedeCMS 5.7.116でファイルアップロード制限の脆弱性が発見、リモート攻撃のリスクが指摘される

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • DedeCMS 5.7.116にファイルアップロード制限の脆弱性が発見
  • friendlink_add.phpファイルの制限不備により問題が発生
  • リモートからの攻撃が可能で深刻なリスクが存在

DedeCMS 5.7.116のファイルアップロードに関する脆弱性

DedeCMSのバージョン5.7.116において、重大な脆弱性が2024年11月12日に報告された。この脆弱性は/dede/uploads/dede/friendlink_add.phpファイルに存在し、logoimg引数の操作によって制限のないファイルアップロードが可能になることが判明している。[1]

この脆弱性は【CVE-2024-11138】として登録され、CVSSスコアは最新のバージョン4.0で5.1(MEDIUM)と評価されている。この問題は不適切なアクセス制御(CWE-284)と制限のないアップロード(CWE-434)という2つの脆弱性タイプに分類され、リモートからの攻撃実行が可能であることが確認された。

VulDBによって報告されたこの脆弱性は、高い特権レベルが必要であるものの、ユーザーの介入なしで攻撃が可能であることが特徴だ。この脆弱性に関する詳細な情報は既に公開されており、攻撃コードの使用可能性が指摘されている。

DedeCMS 5.7.116の脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-11138
影響を受けるバージョン DedeCMS 5.7.116
脆弱性の種類 制限のないアップロード、不適切なアクセス制御
CVSSスコア(v4.0) 5.1(MEDIUM)
攻撃条件 リモートからの攻撃が可能、高い特権レベルが必要

制限のないファイルアップロードについて

制限のないファイルアップロードとは、Webアプリケーションにおいてファイルのアップロード機能が適切に制限されていない状態を指す脆弱性のことである。主な問題点として、以下のような特徴が挙げられる。

  • ファイルの種類や大きさの検証が不十分
  • 悪意のあるファイルのアップロードが可能
  • システムの重要な領域へのアクセスリスクが存在

この脆弱性は【CVE-2024-11138】において、DedeCMS 5.7.116のfriendlink_add.phpファイルで確認されている。logoimg引数を操作することで制限のないファイルアップロードが可能となり、これによってシステムのセキュリティが大きく損なわれる可能性がある。

DedeCMS 5.7.116の脆弱性に関する考察

DedeCMS 5.7.116における制限のないファイルアップロードの脆弱性は、コンテンツ管理システムの基本的なセキュリティ機能の実装における重要な課題を浮き彫りにしている。高い特権レベルが必要とされるものの、ユーザーの介入なしで攻撃が可能という点は、特に管理者アカウントの漏洩や権限昇格と組み合わさった場合に深刻なリスクとなり得るだろう。

今後同様の脆弱性を防ぐためには、ファイルアップロード機能に対する包括的な入力検証とアクセス制御の実装が不可欠となる。特にファイルの種類、サイズ、保存場所に関する厳密な制限の実装と、アップロードされたファイルの実行権限の適切な管理が重要になってくるだろう。

また、CMSの開発者コミュニティにおいては、セキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が求められる。特にファイルアップロード機能のような重要な機能については、セキュリティ専門家による定期的な診断と、発見された脆弱性への迅速な対応が望まれるところだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-11138 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11138, (参照 24-12-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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