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公開：2024-12-12

CohesityがVeritas社のデータ保護事業を統合、世界最大のデータ保護ソフトウェアベンダーへ成長し年商15億ドル突破

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CohesityがVeritas社のデータ保護事業を統合
• 世界最大のデータ保護ソフトウェアプロバイダに
• 年商15億ドル超を達成し業界最速の成長

CohesityとVeritas社のデータ保護事業統合による市場リーダーシップ確立

Cohesity社は2024年12月11日、Veritas社のエンタープライズデータ保護事業との統合を発表し、データ保護ソフトウェア市場で世界最大のベンダーとなった。Fortune 100社の85社以上とGlobal 500社の70%を含む12,000社以上の顧客にサービスを提供し、数百エクサバイトにおよぶ世界中のデータを保護している。^[1]

統合後の業績は2024年7月終了の会計年度において、プロフォーマ調整後の売上高が17億ドル超、年間経常収益が15億ドルを達成した。調整後キャッシュEBITDAマージンは28%を記録し、創業から11年という短期間で業界最速の成長を遂げた。

本統合はHaveli Investments社が主導したシリーズH資金調達ラウンドによって実現され、JP Morgan社が取りまとめたタームローンB枠を通じた資金調達も活用された。統合企業の価値は70億ドル以上と評価され、The Carlyle GroupとHaveli Investments社が主要株主となっている。

データ保護統合の主要ポイント

ゼロトラストデータセキュリティについて

ゼロトラストデータセキュリティとは、デフォルトでは一切の信頼を置かず、常に検証を必要とするセキュリティモデルのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• すべてのアクセスに対する継続的な認証と承認
• 最小権限の原則に基づくアクセス制御
• データの暗号化とセグメンテーション

Cohesityのデータ保護ソリューションでは、ゼロトラストセキュリティの原則を採用することで、データの保護と管理を強化している。AI技術と組み合わせることで、より高度なセキュリティと効率的なデータ管理を実現している。

CohesityとVeritas統合に関する考察

統合により、両社の技術力と顧客基盤を活かした包括的なデータ保護ソリューションの提供が可能となった。特にAIを活用したデータインサイト機能とゼロトラストセキュリティの組み合わせは、急増するサイバー脅威に対する効果的な対策となるだろう。

統合後の課題として、異なる企業文化の融合や製品ポートフォリオの最適化が挙げられる。既存顧客の移行と新規顧客の獲得を同時に進めながら、製品開発の効率化とサービス品質の維持を両立させる必要があるだろう。

今後は、クラウドネイティブ環境でのデータ保護やAIを活用した予測的なセキュリティ対策など、新たな技術革新が期待される。特にマルチクラウド環境におけるデータ保護の需要は更に高まると予測され、統合企業の技術力が試されることになる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Cohesity、Veritas社のエンタープライズデータ保護事業との統合により世界最大のデータ保護ソフトウェアプロバイダに | Cohesity Japan株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000072250.html, (参照 24-12-12).

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