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【CVE-2024-54051】Adobe Connect 12.6以前のバージョンでオープンリダイレクトの脆弱性が発見、ユーザー操作で悪意あるサイトへのリダイレクトが可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Adobe Connect 12.6以前のバージョンでオープンリダイレクトの脆弱性
  • 攻撃者による悪意のあるサイトへのリダイレクトが可能
  • ユーザー操作を必要とする低リスクの脆弱性

Adobe Connectのオープンリダイレクト脆弱性

Adobe社は2024年12月10日、Adobe Connect 12.6および11.4.7以前のバージョンにオープンリダイレクトの脆弱性が存在することを公表した。この脆弱性は悪意のあるウェブサイトへのリダイレクトを可能にするもので、CVSSスコア3.1の低リスク評価となっている。[1]

この脆弱性はCVE-2024-54051として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはオープンリダイレクト(CWE-601)に分類されている。攻撃者がこの脆弱性を悪用するにはユーザーの操作が必要とされており、システムへの直接的な影響は限定的であるとされている。

Adobe社は対象となるAdobe Connectバージョンのユーザーに対して、最新バージョンへのアップデートを推奨している。脆弱性の詳細情報はAdobeセキュリティ情報(APSB24-99)で公開されており、ユーザーはセキュリティアドバイザリを確認することが推奨される。

Adobe Connect脆弱性の詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-54051
影響を受けるバージョン 12.6、11.4.7以前
脆弱性の種類 オープンリダイレクト(CWE-601)
CVSSスコア 3.1(低)
攻撃条件 ユーザー操作が必要
公開日 2024年12月10日
Adobeセキュリティアドバイザリの詳細はこちら

オープンリダイレクトについて

オープンリダイレクトとは、Webアプリケーションにおいて外部サイトへのリダイレクト機能が適切に制御されていない脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーを任意のURLに転送可能な脆弱性
  • フィッシング詐欺などの攻撃に悪用される可能性
  • 正規サイトを経由した信頼性の悪用が可能

Adobe Connectで発見された脆弱性では、攻撃者が悪意のあるウェブサイトにユーザーをリダイレクトできる可能性がある。この脆弱性の影響を受けるバージョンのユーザーは、セキュリティ更新プログラムの適用が推奨されている。

Adobe Connect脆弱性に関する考察

今回のAdobe Connectの脆弱性は、CVSSスコアが低く評価されているものの、フィッシング攻撃などのソーシャルエンジニアリングと組み合わせることで深刻な被害につながる可能性がある。特にビジネス向けコミュニケーションツールであるAdobe Connectは、企業の重要な情報が行き交う場であり、悪用された場合の影響は想定以上に大きくなる可能性があるだろう。

今後の課題として、ユーザー認証の強化やURLホワイトリストの実装など、より堅牢なセキュリティ対策の導入が期待される。特にリダイレクト機能を使用する際の検証プロセスを強化し、信頼できないドメインへのリダイレクトを防ぐための仕組みを整備することが重要だ。

Adobe Connectのような Web会議システムは、リモートワークの普及に伴いますます重要性を増している。セキュリティ対策の強化と同時に、ユーザビリティとのバランスを取りながら、より安全なコミュニケーション基盤を構築していくことが求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-54051 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-54051, (参照 24-12-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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