経済

ECONOMY

公開：2024-12-24

愛知県瀬戸市が不要品リユース事業でおいくらと連携、廃棄物削減と循環型社会の実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 愛知県瀬戸市がリユース事業で「おいくら」と提携
• 不要品の再利用促進による廃棄物削減を目指す
• 自宅での出張買取サービスで大型品の売却が容易に

愛知県瀬戸市とマーケットエンタープライズのリユース事業提携開始

愛知県瀬戸市とマーケットエンタープライズは、2024年12月24日に地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結した。リユースプラットフォーム「おいくら」を活用することで不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、瀬戸市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指す取り組みをスタートさせている。^[1]

瀬戸市では粗大ごみとして出される不要品の中にリユース可能なものが多く含まれており、ごみ処理費用の増加が課題となっていたことから、市民のリユース意識促進につながる新たな施策を導入することになった。マーケットエンタープライズが瀬戸市に働きかけ、リユース活動促進による循環型社会の形成を目指すという互いのニーズが合致したことで、本協定の締結に至っている。

瀬戸市では戸別収集により粗大ごみ収集を行っているが、大型品や重量のあるものについては原則、市民が自宅の外へ運び出す必要があった。「おいくら」の導入により、自宅の中まで訪問し運び出しまで対応する出張買取が可能になり、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も使用可能なものであれば買取できるようになるだろう。

瀬戸市とおいくらの連携内容まとめ

おいくらの詳細はこちら

リユースプラットフォームについて

リユースプラットフォームとは、不要品の売買や再利用を促進するためのオンラインサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数の買取業者への一括査定が可能
• 自宅での出張買取サービスを提供
• 幅広い品目の取り扱いに対応

マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は、一度の依頼で全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼が可能なリユースプラットフォームである。2024年6月末日時点で約130万人のユーザーが利用しており、手軽に不要品を売却できるサービスとして支持を集めている。

瀬戸市とおいくらの連携に関する考察

瀬戸市とおいくらの連携により、市民が簡単に不要品を売却できる環境が整備されることで、廃棄物処理量の削減とリユース意識の向上が期待できる。特に自宅での出張買取サービスにより、これまで処分に困っていた大型品や重量物の再利用が促進されることで、環境負荷の低減にも貢献するだろう。

今後の課題として、リユース可能な不要品の適切な価格設定や、買取後の品質管理体制の整備が挙げられる。これらの課題に対しては、市とマーケットエンタープライズが定期的に情報共有を行い、サービスの質を維持しながら改善を進めていく必要があるだろう。

さらに、市民のリユース意識を高めるための啓発活動や、不要品の売却方法に関する情報提供の充実も重要な取り組みとなる。官民連携による循環型社会の形成に向けた本取り組みは、他の自治体にとっても参考になるモデルケースになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「不要品増加の12月に愛知県瀬戸市が「おいくら」との不要品リユース事業開始 | 株式会社マーケットエンタープライズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000390.000015239.html, (参照 24-12-24).

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