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公開：2024-12-24

オリンパスがDJSI Worldに4年連続で選定、気候変動とマテリアリティの評価が向上し持続可能な経営を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• オリンパスがDJSI Worldに4年連続で選定
• DJSI Asia Pacificには6年連続で選定
• 気候変動やマテリアリティの項目で評価が向上

オリンパスのDJSI World選定と持続可能性への取り組み

オリンパスは2024年12月24日、世界の代表的なコーポレート・サステナビリティ評価指標であるDow Jones Sustainability World Indexの構成銘柄に選定されたことを発表した。DJSI Worldへの選定は4年連続であり、同時にDow Jones Sustainability Asia Pacific Indexにも6年連続で選定されている。^[1]

2024年のDJSI World選定では、世界約3,500社から321社が選出され、医療機器分野では71社中7社が選定された。オリンパスは特に気候変動とマテリアリティの項目において前年度より高評価を獲得し、短期目標及びネットゼロ目標がSBTiから認証を取得したことが評価のポイントとなっている。

オリンパスは2023年4月に新たなサステナビリティ・ガバナンス体制を構築し、ESGの重要課題への取り組みを強化している。世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現という存在意義のもと、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に展開している。

DJSI World選定企業の詳細

サステナビリティ評価指標について

サステナビリティ評価指標とは、企業の環境・社会・ガバナンスへの取り組みを評価するための指標のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 環境、社会、ガバナンスの3側面から総合的に評価
• 持続可能性に優れた企業を選定する基準として機能
• 投資家の企業評価における重要な判断材料

DJSI WorldはS&P Dow Jones Indices社とRobecoSAM社が共同開発したESG投資の代表的な評価指標として知られている。企業のサステナビリティへの取り組みを包括的に評価し、投資家に重要な情報を提供することで、持続可能な社会の実現に貢献している。

DJSIによる企業評価に関する考察

DJSIによる企業評価は、現代のビジネス環境において企業の持続可能性を測る重要な指標となっている。特にオリンパスのような医療機器メーカーがDJSI Worldに選定され続けていることは、医療分野における環境負荷低減と社会貢献の両立が実現可能であることを示している。

今後は温室効果ガス排出量の削減目標達成に向けた具体的な取り組みが重要な課題となるだろう。特にサプライチェーン全体でのネットゼロ達成には、取引先との密接な協力関係の構築が不可欠となってくる。医療機器という製品特性上、品質と環境配慮の両立が求められる中、新たなイノベーションが期待される。

グローバルな医療機器メーカーとして、環境負荷低減と医療の質向上の両立が重要な経営課題となっている。サステナビリティへの取り組みを強化することで、企業価値の向上と社会貢献の両立が実現できるだろう。医療技術の進歩とESGの観点から、今後のオリンパスの取り組みに注目が集まる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「オリンパス、「Dow Jones Sustainability World Index（DJSI World）」 に4年連続で選定 | オリンパス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000049310.html, (参照 24-12-24).

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