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公開：2025-01-08

ASKUL LOGISTがMOVO Vista導入を全拠点に拡大、実運送体制管理簿のデジタル化で物流効率化を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ASKUL LOGISTがMOVO Vistaの導入を全拠点に拡大
• 実運送体制管理簿のデジタル化で輸送業務の効率化を実現
• 2025年4月施行の改正貨物自動車運送事業法に対応

ASKUL LOGISTが全拠点でMOVO Vista導入による物流DXを推進

ASKUL LOGIST株式会社は配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」の全拠点導入を2025年1月7日に発表した。全国15カ所の物流センターにおける輸送業務の効率化を実現するとともに、2025年4月施行の改正貨物自動車運送事業法で義務化される実運送体制管理簿への対応を進めていく計画だ。^[1]

MOVO Vistaは2024年2月22日に業界に先駆けて実運送体制管理簿出力機能を実装しており、配送案件の依頼情報から実運送体制管理簿を簡単に出力することが可能となった。西日本輸送管理センターに加え、2025年1月より東日本輸送管理センターにも導入を開始する予定である。

ASKUL LOGISTは1日あたり300台以上のトラックを手配する物流オペレーションを担っており、MOVO Vistaの活用により輸送管理業務の工数を75%以上削減するなど、着実な成果を上げている。法改正への対応とデジタル化の推進により、物流領域全体の健全な発展に貢献することを目指している。

MOVO Vistaの主な機能まとめ

MOVO Vistaの詳細はこちら

実運送体制管理簿について

実運送体制管理簿とは、改正貨物自動車運送事業法により2025年4月から元請事業者に作成が義務付けられる管理簿のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 実運送事業者の名称や請負階層の記載が必須
• 配送する貨物の内容や区間の明記が必要
• 物流における多重下請け構造の解消が目的

実運送体制管理簿はMOVO Vistaを活用することで配送案件の依頼情報から簡単に出力することが可能となった。実運送事業者への依頼情報や配送案件の詳細情報を一元管理することで、法令遵守と業務効率化の両立を実現している。

物流DXの推進に関する考察

ASKUL LOGISTによるMOVO Vista全拠点導入の取り組みは、物流業界のデジタル化を推進する重要な一歩となるだろう。実運送体制管理簿のデジタル化により、これまで手作業で行われていた管理業務の効率化が実現し、人的リソースの有効活用が可能となる。今後は他の物流事業者も同様の取り組みを加速させることが予想される。

一方で、デジタル化の推進には従業員のスキルアップや運用体制の整備など、解決すべき課題も存在している。物流DXを成功させるためには、システムの導入だけでなく、従業員の教育や業務プロセスの見直しなど、総合的なアプローチが必要となるだろう。運送事業者との連携強化も重要な課題となる。

将来的には、AIやIoTなどの先端技術との連携により、さらなる業務効率化や輸送品質の向上が期待できる。実運送体制管理簿のデジタル化を起点として、物流業界全体のDXが加速することで、持続可能な物流インフラの実現につながることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ASKUL LOGIST が Hacobuの配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」導入を全拠点に拡大 | アスクル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000429.000021550.html, (参照 25-01-08).

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